残された『香り』を手掛かりに、少女は偽りの姿で真実を探し求める

感情を『香り』として読み取る能力を持つセシリア。
彼女は獄死した父の冤罪をはらすため、郵便小姓のセシルとして王宮へ入り込みます。

手紙に残る香りから持ち主を知ることが出来るセシルは、王宮内で手紙を配達しながら、父の死に関与したであろう人物の手掛かりを探すことに。

なぜ父は罪に問われ口を封じられたのか。
父がしようとしていたことは。
証拠として残された手紙の謎とは。

第二王子と肖像画の人物、さまざまな謎を解きながらセシルは真実を暴き出していきます。

香りに隠された真実とは?
脳裏に浮かび上がるような香りの表現が、主人公の感じる感情を共に感じさせてくれるような感覚があります。

男装のセシルが本当の姿を暴かれた時、周囲の人々はどう動くのか。
協力者の騎士とのほんのり甘いラブストーリーも華を添えてくれています。


自分の嘘に怯える少女が大きな王宮の謀略を暴き出すさまを、どうぞご覧くださいませ!

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