自分だけのためでなく誰かのために
- ★★★ Excellent!!!
夢を持って上京したミュージシャン・奏多は挫折と迷いの末に一度立ち止まってしまいます。
そんな彼が再び歩み始めるきっかけとなったのは、公園で見た子供の純粋な優しさでした。
これは、夢を追う厳しさと、誰かのために必死になることの尊さを静かに描く物語。
ふたたび立ち止まり、みたび歩き始める奏多の姿に胸を打たれます。
夢に疲れた人、胸に燻った思いを消すことができない人、それでももう一度前を向きたい人に寄り添い背中を押してくれる作品です。
オススメです。ぜひ。