熱を持った魂は、前世を越えても仲間と共に進み続ける
- ★★★ Excellent!!!
主人公が思い出すのは、かつて船乗りとして過ごした、荒くれ者たちと海の上で生き残りを賭けた日々。
この「過酷なのに、妙に陽気で熱い空気」が、作品の大きな魅力です。
仲間との絆、誇り、笑い合う夜、戦いの鼓動――
どれも生命力がほとばしるように描かれていて、読んでいる側まで胸が熱くなるほど。
読んでいると、彼の背中を押したくなるような、不思議な力を持つ物語なんです。