アレクシオ王子の哀れさ、こんな王子との関係とこれからの展開が楽しみ
- ★★★ Excellent!!!
聖女セレナが救えなかった王妃
無名の魔法使いアリア(=アメリア)が“あっさり救ってしまう
しかもその光が、王子の記憶にある「命の恩人」と完全一致
――この構図が非常に美しく、かつ残酷です。
アレクシオ王子の哀れさ
正直、読者視点ではかなり危うい人物です。
命の恩人を「信じたい」
聖女という肩書きに安心している
自分の判断が間違っている可能性を考えない
そして何より、
「悪いのは全て、あの憎っくきアメリアだ」
この思考停止。
彼は悪人というより、
「自分の感情を守るために、都合のいい物語を信じている人間」に見えます。
しかもすぐに心変わりします。
こんな王子との関係とこれからの展開が非常に楽しみで目が離せません。