あなたはどう読む?
- ★★★ Excellent!!!
死の兆候が見える青年、修司。
誰も感づけないような能力は、呪いとさえ呼べますね。
おかげで彼には、特別な友人がいます。
その名は陸斗。死神です。
死神の世界も複雑で、担当や仕事があるようで。
公正かつ不条理という「死」の性質を体現すべく、使命を果たしているのだとか。
人類にとっては恐ろしい存在ながら、不可欠なのでしょう。
もちろん人が死にすぎてはいけません。
ほどよいペースで、無作為かつ明確に誰が死ぬか。
死神は各自、ルールを作って運用しています。
――――そのルール、逆手に取ったらどうなるか?
ええ。
死神を使って、殺しができてしまいます。
陸斗の担当の過疎村で、まさにその状況が起こりそう。
修司は陸斗に頼まれ、惨劇が起こらないように村人たちを探ります。
すると……不思議な状況が次々と。
本格ミステリーの銘にふさわしい謎に挑むのが一つ目の楽しみ方です。
さて、あなたは読み解けるでしょうか?
しかし、です。
本作はそんなものではありません。
まさか感動させられることになるとは。
探偵役、死神、さらには村人に思いを馳せられるミステリーがかつてあったでしょうか。
いろいろな楽しみ方のできる本作。
あなたなら、どう読みますか?