地獄の沙汰も****次第。

 タイトルからして不穏ですが、主人公は既に亡くなっておられます。
 妻や子供たちに四十九日を済ましてもらって、死後の世界での一歩を踏み出すフェイズなのですね。

 そこで気になるのが、現世に「遺した」物たち。
 部屋や本に名残惜しさを感じるものの……そんな物より、のっぴきならない諸々が!

 ええ、ご賢察のとおり。

 今の時代、形ある物だけとは限らないのです。
 口座やアカウント、サイトなどなど……ほら、大変。

 彼がどんな目に遭ったか、見ておいたほうがいいかもしれませんよ?
 大いに怖がって、他山の石とするのです。
 さもないと――――

 おちおち死んでいられないかもしれませんから。

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