どんなものであれ、そこにルールがあれば、それは極上のミステリとなり得る
- ★★★ Excellent!!!
死神が定めた死を司るルール。
それはときに頼りなく揺らめく蝋燭の炎であったり、壁に描かれた儚い一枚の木の葉であったり、野山を羽ばたく可憐な蝶であったりします。
そんな一見子供の遊びのようなものであっても、そこには厳格なルールが存在し、ルールによって人間の死が決定されていくことに。
幼い頃から死神を友人に持つ船橋修司は、死神・陸斗に自分の管轄である過疎地域の村へと招待されます。
村人たちとの交流を続ける中で、次第に修司は村人たちと陸斗の間で板挟みの状態になっていきます。ルールを知っているのは死神を見ることができる修司だけ。果たして、修司は死神に怯える村を救うことができるのでしょうか?
巧みなロジックと伏線回収で読者の盲点を突く、楽しい企みに満ちた本格ミステリ作品です!