シンプルなじゃんけんでの勝負ですが、某ギャンブル漫画のようにブラックな対価があり、この作品はヒヤヒヤする展開をしていきます。
主人公浅田と対戦相手桐生はは互いに膨大な借金を抱えており、このゲームで借金を返済できるが、勝者は借金を負けた相手に背負わせるという恐ろしいルール、困惑しながらもじゃんけんでゲームに挑みます。他にもあいこだと両者の借金が減っていきますが、二人は借金の額が異なるため、欲や欺瞞が溢れていきます
この作品では一つの謎が提示されますが、鮮やかに解かれていきます。果たして読者の皆さんも閃くことができるでしょうか?
一万字以内の文章が紡ぐ心理戦です
ある鉄格子に区切られた小部屋に、男がそれぞれ入っていた。
彼らは借金を抱えている者、訳あってこの部屋に連れてこられた。
そして、スピーカーから女の声が流れ始めた。場に合わないほどに軽く、何かを楽しんでいるような声色。
彼らは、黒服に渡された端末で、じゃんけんゲームをすることに。
莫大な借金を抱えた男同士の醜い争い。
最初は協力的な姿勢を示していた相手、しかし途中で裏切る。
それを主人公に勘づかれ、協力していた関係は意図も容易く崩壊してしまった。
極限の状況に面した人間たちが、何をどうするか?
聡明な主人公によって気付かされるルールの穴、そこに思わず唸らされます。
さらに物語的にもいい意味で説明不足で、なんで彼らが借金を抱えているのか?借金を代わりに返済してくれるらしいけどどうやって?
のような疑問が続々と出てくる作品です。
読者の想像力も試されます。
みなさんも、ルールの穴、推理してみてはいかがでしょうか?