思春期の脆さごと抱えて歌う。読んでるのに聴こえてくる令和のカストラート
- ★★★ Excellent!!!
『カストラート=少年期の声を保ったまま歌う男性歌手』という題材を、令和の今にスッと落とし込んだのがこの『令和のカストラート』。まずその発想がさすがだと思います!
思春期のひたむきさとか、痛いほどの繊細さがすごくリアルです。登場人物の感情がちゃんと“生きてる”から、読んでるこっちまで苦しくなるくらい入り込んじゃいます。
でも、その苦しさを抱えたまま少しずつ前に進んで成長していく姿が本当に良くて…気づいたら胸が熱くなってました。
あと、歌う場面の描写が圧巻です。音が聴こえてきそうなくらい情景が浮かんで、心がぐっと揺さぶられました。作者さんが「歌に関わる経験がある」ってコメントされていたのも納得の説得力…!
才能が消費されがちな時代に、「歌うこと」「才能を持つこと」にちゃんと向き合ってくれる作品だと思います。
もちろん⭐︎3つです♪