AI時代の創作と罪悪感を当事者目線で静かに突く短編
- ★★★ Excellent!!!
伸び悩む自称作家・月影諒太が、校正に使っていたAI「Chat‐JOKER」に手を伸ばしてしまうところから始まる短編です。
AIが出力した“完璧なテンプレ”が賞を獲ってしまい、彼の現実が一気に動き出します。
今ちょうど世間でも“AI”の話題がざわざわしている中で、この作品が新鮮なのは、外野の正論じゃなくて「使う側=当事者」の目線で、迷い方も気まずさもちゃんと描いているところ。
主人公のプライドと承認欲求の揺れと現実の冷たさで、じわじわ突きつけてくるのが上手かったです。
完結済み全6話でサクッと読めるのに、読み終わったあとAI向き合い方を考える短編でした
読み手さん、書き手さん、どなたにでも感じるところはあると思います。