誰もが「オツノ様に出会いたい!」はず。不思議な吸引力のある物語です!

 本作の最大魅力は、「オツノ様」という存在と、彼らを受け入れる集落の優しさなんです。

 さて、山村の小さな集落で暮らす智子は、子育てしながらパート勤務に励む、普通の主婦37歳。

 この集落では三年ごとに当番制で“ある仕事”を任される。その当番の年に奇妙な知らせが届いてしまった。

 これ、まるで、地区の組長を任されてしまったとき、運悪く町内運動会の幹事地区になったような状況なんですけど。

 たまたま、ほんと偶然にも、運悪く、と〜〜ても運悪く。オツノさまをもてなす年に当番になってしまった37歳、普通の主婦。

 彼女の任務は……
 異星からくるオツノさまに満足してもらうため、オツノさまを、もてなして、つつがなく異星に戻ってもらうこと。
 この任務に、天然な子供やら、ギャルやら、外国人やらが引っ掻き回し。オツノさまを迎えてもてなすには非常に難しい状況になっていく。

 さあ、人類の滅亡が地域の一主婦に託されてしまった。

 壮大な物語というべきか。

 あるいは、当番組長の悲喜哀というべきか。異性人への「お・も・て・な・し」のために、奮闘することになった智子さんの活躍をお読みください。

 とにかく、もてなして、もてなして、無事お帰りいただくことが任務に、孤軍奮闘いたします。

 
 この昨品は読み終わったあと、少しだけ世界が優しく見えるような、お守りのような物語なんです。

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