みなさん、今年は昭和100年でした。あとちょっとですけど。
せっかく昭和○○年生まれの方の年が数えやすかったのに、また来年から分かんなくなっていく。。
とまあ、本エッセイは、その遠くになりつつある昭和という時代を扱った、この美のこさんのエッセイです。
トイレや電気製品など、「おお、それ、あったあった!」という自体験シンクロ型の感動と、「風呂が離れ? まじ?」とか「洗濯物グルグル圧縮するのはさすがに見たことない。。」と言ったびっくりする話など、盛りだくさんで楽しめました。
最後の誕生秘話もしんみりきました。お父さん、ずいぶんな人ですが(笑)、後には「娘でよかった」とおっしゃっておられて、この美家の中の良さが伝わってきました。
若い方でも、「へー」と興味深く読めると思います。
とてもよいエッセイを拝読いたしました。
これはお勧めですよ。
テレビ、洗濯機、冷蔵庫。
今ではどの家庭にも当たり前にある家電ですが、昭和の時代は今の形とは全然違いましたよね。
昭和に生まれた方には、思わず「懐かしい!分かる!」と思って、コメントしたくなるところがどこかに絶対あります、このエッセイ!
昭和以降に生まれた方も、「こんなの見たことある!」「え、洗濯機ってこんな物だったの!?」なんて、楽しくなっちゃうでしょう。
家電以外にも、トイレ事情や餅つき風景など、今では殆ど見ることの出来なくなった風景を見ることが出来て、驚き、楽しめること請け合いです。
ちょっぴりタイムスリップ気分で、昭和の生活を覗いてみてください。
何より、今よりずっと不便だった時代のあれこれを、とても肯定的に受け止めて語られる作者様の人柄に、温かい気持ちになれるエッセイですよ。
オススメ致します!
筆者様の体験した昭和の風景の体験記です。
私も昭和は伝聞でしか知らないですが、温かい文体で懐かしみを感じます。
便利な世の中になりましたが、昔にはあった営みが今では失われてしまったなと感じます。
これぞ不便益というものだと思います。
印象に残ったお話は駄菓子屋に行くエピソードでした。
1円あれ飴が買えたなんて信じられませんね。物価高を身にしみます。
こういう駄菓子屋においても子供達の間でコミュニケーションも生まれ、勝手に成長できる環境もあったのでしょう。
私に昭和について伝えるすべはありませんので、時にこういう文章に親しむことは大事だなと感じた一作でした。
時代は昭和30年代。作者さまが生まれた時代を非常に丁寧な筆致で描かれた作品です。
まだ日本は貧しく、技術進歩はまだまだ。今の時代に比べれば、不便なことばかりです。
トイレも水洗ではなく、どっぽんトイレ時代ですが、人びとのつながりは深く密接でした。
本作の魅力は、そうした細部のこだわりです。
路地裏の風景や商店街の喧騒、テレビから流れる流行歌、トイレの話、電化製品の話、筆者が生まれたときの産屋の様子。
古い時代を反映した物語は、どこか懐かしく、読んでいると昔のアルバムをめくり、一枚一枚と写真をみているような気持ちになります。
ネット社会で生きるわたしたちが置いてきた世界がここにあり、胸の奥に温かい気持ちが、じんわりとわきあがくるような作品。
どうぞ、お読みください。おすすめです。
本作は昭和家電の思い出を語るエッセイです
作者さま自らの体験は現代から見れば色あせた「セピア色」かもしれませんが、しみじみと家電の、昭和の思い出を描かれています
今の時代だと「新しい家電」で感動もないのではないでしょうか?
新しいものがくる、それで生活に潤いが生まれる
今だとスマホとか、AIとかになるかもしれませんが、昭和の新しい家電はそれこそ生活を一変させるものでした
例えば洗濯なんて、洗濯板で手洗いだったんですから!
洗濯板、私の子どものころにはまだ使い古されたそれがあってそれで洗濯機では洗えないものは手洗いもしていました
それがもう洗濯板なんて民俗博物館にでも行かなければないほどに、今は洗濯機が当たり前ですし、それでなんでも洗えるんですから
家電のない昔のこと、家電が来た驚きを追体験しつつ、自分の子どものころはどうだったかな? と、こんなふうについつい自らの思い出も手繰ってしまう、そんな滋味深いエッセイとなっています
読んでいてとてもワクワクしました。
テレビ。今では当たり前になり過ぎて、むしろ「テレビ離れ」とか言われて前時代のように扱われ始めているもの。
でも、これが世の中に現れた時には、いかに多くの人々の心を震わせたか。
本エッセイではそんなテレビなどの家電がそれぞれの家庭にやってきた時のエピソードが語られていくことになっていきます。
テレビというものが家に来て、「少年ジェット」だとかの番組が流れるのを見た時。その時の感動はいかほどのものだったろうかと、「その時」を想像してすごく心を揺さぶられるものがありました。
テレビの中には人が入っているんじゃないかとかも想像しちゃうし、中で人が動いていて喋っているのがリアルタイムで聞こえてくるとか、本当に改めてすごいことなんだな、と実感しました。
そして洗濯機やお風呂など。今の時代で便利になったものと、前の時代の「五右衛門風呂」とかが持つそれ独特の味わいなど。
とにかく「今の時代」では当たり前になっているからこそ、改めてそれを見つめ直してみたくなりました。
身近にあるもののありがたみがわかり、「当たり前の日常」が愛おしく感じられるエッセイでした。