概要
「オツノ様がいらっしゃいます!」
集落では、三年ごとに当番制で“ある仕事”を任されるのだが、ちょうど三ツ森家が当番の年に来訪の知らせが届く。不運にも両親は旅行中で不在。急遽、智子が家族を代表して“オツノ様”をもてなすことに——!
オツノ様とは不定期に開くゲートを通じて地球にやって来る異世界人だ。彼らを気分よくもてなし、人類に危害を加える前にお帰りいただく。それが、この集落で千年以上続いている極秘の伝統行事(?)である。
世界の命運は田舎の地域住民に託されていた⁉
田舎×異世界人×接待のドタバ
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- ★★★ Excellent!!!秘密の因習を守り続ける、とある集落の人々の奮闘記!
とある山村の小さな集落。
そこには集落の人しか知らない秘密の伝統行事があります。
それは不定期にその集落をおとずれる「オツノ様」をもてなすこと!そんなオツノ様が現れ、静かだった集落はおもてなしのために大騒ぎになり……
日本の因習譚と言えば、ほの暗い雰囲気のものが多いですが、本作はとびきり明るくて楽しいお話です。
集落の人々はみんな個性的で、協力したり、喧嘩したりを繰り返しながら、オツノ様のお世話に奮闘します。
集落の人たちは、お互いのことをよく分かっていて、まるで一つの家族みたい。人間関係の温かが都会とは違うのがすごく伝わってきて、めちゃくちゃほっこり。
オツノ様か現れる原理も、「異世界…続きを読む - ★★★ Excellent!!!誰もが「オツノ様に出会いたい!」はず。不思議な吸引力のある物語です!
本作の最大魅力は、「オツノ様」という存在と、彼らを受け入れる集落の優しさなんです。
さて、山村の小さな集落で暮らす智子は、子育てしながらパート勤務に励む、普通の主婦37歳。
この集落では三年ごとに当番制で“ある仕事”を任される。その当番の年に奇妙な知らせが届いてしまった。
これ、まるで、地区の組長を任されてしまったとき、運悪く町内運動会の幹事地区になったような状況なんですけど。
たまたま、ほんと偶然にも、運悪く、と〜〜ても運悪く。オツノさまをもてなす年に当番になってしまった37歳、普通の主婦。
彼女の任務は……
異星からくるオツノさまに満足してもらうため、オツノさまを…続きを読む - ★★★ Excellent!!!異世界人をもてなす、田舎の自治会、奮闘記!
面白い。
今回のカクヨムコンで一番面白い……。
全体的に「なにやってんねん!」と常にツッコむ感じで読んでいました。ほんと、笑った。
主人公(……になるのかな?)の智子は、山間の集落に住む主婦。双子を育て、趣味のテディベアを作る普通の女性です。
というか、登場人物、結構普通です。
唯一異常ともいうべき状態なのは、この村。
何年か、あるいは何十年かに一度、ゲートが開いて「オツノ様」と呼ばれる異世界人が訪れるのです。
異世界人といっても様々。エルフの時もあれば、角をはやしたような容姿の者もいて……。
毎回、この村は異世界人をもてなし、穏便に帰ってもらいます。
今回もゲートが開き、どうやらオ…続きを読む - ★★★ Excellent!!!地球の平和のために、異世界からの来訪者をおもてなしせよ!
とある村で巻き起こる、おもてなしファンタジーです。
おもてなしファンタジーとは何ぞや、って思われたかもしれませんし、書いている私自身も「おもてなしファンタジーって何ぞ?」と思っています、正直なところ。
ですが、もうとしか言いようがないのです。
なんとこの村、定期的に異世界から『ナニカ』が来るのです。それも、毎年とか、四年に一度とかそういう感じではありません。全くの気まぐれ。いつ来るのかわかりません。といっても、直前になればちゃんとお知らせ的なものがあります。神社のお屋敷にあるでっかい水晶がぺっかぺっかと光るのです。
そいつがぺっかぺっかと光ったら、来るのです。彼ら――まぁ複数と決まった…続きを読む - ★★★ Excellent!!!異世界からのお客様に、小さな集落は大騒ぎ
その集落には、はるか昔から続く不思議な風習があった。
そこにある神社では、時折ゲートというものを通じて、異世界の住人がやってくる。
異世界からの使者は『オツノ様』と呼ばれ、集落の中で当番となっている家はオツノ様を気分よくもてなし、人類に危害を加える前にお帰りいただかなくてはならない。
なんて書くと、おどろおどろしい因習村的な話かなと思われるかもしれませんが、違います。
因習村が、「オツノ様が起こしになった〜」「オツノ様にありとあらゆるものを捧げよ〜」みたいなノリだとしたら、こちらは「えっ、オツノ様来たの? あら大変」「どうやっておもてなしする? オセロなんてどうかしら」みたいなゆる〜いノ…続きを読む - ★★★ Excellent!!!異世界からの来訪者、オツノ様をおもてなしせよ!
その村には、古くからの風習がありました。
村には時々、異世界から来訪者が現れて、村の人たちはおもてなしをしなければならないというのが、この村の決まり。
異世界からの来訪者はオツノ様と呼ばれていて、毎回異なる姿をした別人ですけど、おもてなしのルールは変わりません。
もしもおもてなしをせずに機嫌を損なうようなことがあれば、怒ったオツノ様の手で人類が滅亡する……かもしれない。
真偽は不明ですけど、そんな風に昔から言われていたら、おもてなししないわけにはいきませんよね。
いちおう、因習村系のお話になるのかもしれませんけど、実に愉快な因習村です。
登場人物の多くはオツノ様をしっかりおもてなししようと…続きを読む - ★★★ Excellent!!!雰囲気『寅さん』とか『3丁目の夕日』地域密着型【鬼】ファンタジー
古来、「オツノ様」と呼ばれる鬼を饗し、機嫌よく帰ってもらうことで、日本を滅亡させる災いから退けてきた集落の話。
集落というか。
誰がどこに住んでいるか分かる、全員顔見知りの小さな田舎町で「オツノ様」を饗すのですが、スマホはあるは、海外からの留学生はいるは。
1,000年続いてきた「神聖なるおもてなし」が台無しになりそうなドタバタ感が斬新な現代日本を舞台とした和風ファンタジーです。
老若男女。
子ども、外国人、ギャル、元アイドル、セキセイインコ等など。
個性的な面々がそれぞれ自分の価値観で「オツノ様」を捉え、対応するさまがおもしろく、オリジナリティの高い作品だと思います。