『三國志外史　司馬敦、四人目の義兄弟』

歴史研究家にして戦略・戦術の天才・司馬敦は、交通事故をきっかけに三國志の世界へと転生する。
若き肉体とともに目を覚ました場所は、涿郡の市。そこで出会ったのは、草鞋売りの若者・劉備玄徳、豪胆な屠夫・張飛翼徳、寡黙な武人・関羽雲長だった。

「もし劉備に、最初から天才軍師がいたなら？」
自らの知識と分析力を武器に、司馬敦――司馬敦（しばとん）は四人目の義兄弟として乱世に飛び込み、黄巾の乱から天下三分の行方まで、歴史そのものを書き換えていく。

正史と演義の狭間で揺れる三國志世界を、未来を知る軍師はどこまで導けるのか。
歴史ガチ勢による、知略と情の長編IF三国志譚、開幕。