概要
*「カクヨムコンテスト11【短編】(短編小説部門)」への応募作品です。
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- ★★★ Excellent!!!美しい文体で紡がれる『紅茶』と『木苺』の物語。
二人きりの世界で平穏に過ごす毎日のように思えて徐々に垣間見えてくるほんのりとした怖さが読む手を止まらなくさせてくれる物語でした。
紅茶さんの容姿。木苺さんの容姿。どちらもお名前にぴったりな印象を与えてくれて物語に彩を加えてくれます。
そして二人以外に出てくる色がまた一つポイントで紅茶さんの魔法のようにふんわりと幕がかかったように真相を隠していてとても美しい綴られ方でした。
お名前を強調される語り文はどこか可愛らしさも含んでいてまるで御伽噺を読んでいるような気分にさせてくださいます。
素敵な物語をありがとうございました(*´Д`*) - ★★★ Excellent!!!世界は、わたしとあなたのためだけにある
一人でコウチャを飲み、主人公の紅茶が愛について思案する場面から始まります。紅茶の頭の中には、常に他人がいたのです。しかし、鬱屈と静謐が同居した雰囲気の中に、ひたひたと、内側から不穏な影が迫ります。
紅茶、木苺、恋愛小説、音楽、蝶、鳥――魔法。
綺麗で美しい光景のなかで、紅茶は木苺に会うことにしました。
木苺は紅茶にとって特別な存在。紅茶は木苺を愛しています。
きっと、木苺への思いを抱えた紅茶の、甘美でほろ苦い百合の世界が待ち受けていることでしょう。
続きは、ご自身の目で確かめてみてください。
――果たして、あなたの見ている世界は本当に美しいのでしょうか。 - ★★★ Excellent!!!そのティータイムは、甘い「悪夢」の味がした。
「紅茶」と「木苺」。甘い名前を持つ二人の少女が過ごす、真っ白なカフェでのひととき。 語り手である紅茶は、「愛」というものが分かりません。ただ一つ分かっているのは、目の前の木苺を世界の誰よりも独占したいということだけ。
美しい童話のような筆致で描かれるのは、少女の純粋すぎる愛と、その裏側に隠された「ある秘密」です。 ページをめくるたび、美しい景色にノイズが混じり始める。舞っているのは蝶なのか、それとも――?
甘美な幻想に溺れたい方、そしてその魔法が解ける瞬間の「絶望的な美しさ」を目撃したい方へ。 美しくも狂おしい、極上のサイコ・ロマンスがここにあります。 - ★★★ Excellent!!!耽美で、残酷で、頽廃的。それ以上に、激しいまでの「切実さ」を持った物語
この静謐と耽美。少女と少女がゆっくりと紡ぐ、幻想的な雰囲気が印象的でした。
「紅茶」という名前の少女は、ずっと一人きりで過ごしていた。「愛情」というものが全般的にわからず、特別な存在というものがどんなものかも理解できないでいた。
そんな紅茶でも、現在は「木苺」という少女を傍に置いている。その子が近くにいれば満足に思え、その静かな時間を満喫しようとしていたが……。
全編を通し、ゆったりと時間が流れているような「静かな時と場所」の雰囲気が強く感じられます。
まるで人里離れた場所で隠居しているかのような、「森の中の魔法使い」みたいな雰囲気を持つ紅茶。
でも、彼女がいるのは果たし…続きを読む