外で読むと危険です。情緒ジェットコースターの歴史ファンタジー
- ★★★ Excellent!!!
『陛下!お戯れの前にお仕事です!ーハンムラビ王と始める古代メソポタミア冒険譚ー』は、読者が油断した瞬間に「コメディ/激甘/シリアス/陰謀」を正確に叩き込んでくる、情緒の支配が上手すぎる大傑作!
爆笑で腹筋が持っていかれた直後、糖度で心臓をギュッと握り潰され、いつの間にか物語の重みで静かに泣かされます。
まず主人公ノアちゃんが強い!古代メソポタミアに放り込まれても折れず、現代語の脳内ツッコミが状況の重さを絶妙に中和して読み心地は軽快。なのに肝心の場面ではちゃんと胸を掴んでくる。このバランス感覚が本当に素晴らしい!
さらに振り回される側のイケメンたちが揃いも揃って……!イケメンの無駄遣い(褒め言葉)が効きまくっていて、属性の布陣に逃げ道がありません。
そして「面白ラブコメだな!」と油断した瞬間に飛んでくるのが糖度の暴力。女嫌いを掲げる王・ラビ陛下のギャップが破壊力高すぎます。甘いのに軽くない。尊いのに生々しい。この塩梅がずるい。
しかも軽快なテンポのまま、歴史や神話、使命の重さが物語の芯として通っていて、笑っていたはずが気づけば目が熱い。陰謀や謎の匂わせも絶妙で、先が気になって止まらず、一気読み不可避です。
笑わせて、悶えさせて、泣かせて、ハラハラさせる——全部を高火力で成立させた欲張りセット。
電車で読むのは非推奨。家で一人、枕を抱えて身悶えして変な声を出しながら読みましょう!