花降らす聖女へ捧げるペンラ!

32話、10万8千字ほどまでを拝読してのレビューです。

聖力を搾取され続けていたことに気づいた時、聖女の中に生まれた闇力――。
信じていた価値観の崩壊により聖女フェリスは思うのです。

「んもう! 世界なんか滅ぼしちゃうんだから!」

プンスコするフェリスを「推す」と宣言して助けたのは、この世界に転生してきたと言い張る少年。でもその正体は、封印したはずの魔王!?


闇堕ちしたのに、強すぎる聖力に引きずられて美しい花を降らせるぐらいしかできないフェリス。
推しにお菓子を貢ぎ、餌付けする魔王。
この二人の掛け合いが楽しいです。またなんといっても魔王のヲタ芸が……聖力をこめて光らせたペンラを振る魔王とかありますか。
日本で生きていた時より切れのある動きができる、と満足げなのは魔王としてどうかと思います。いいぞもっとやれ。

そして魔王城にいる仲間たちが良い!
私はサイクロプスのメメちゃんと友だちになって台所に入り浸りたいです。それで時々霊子さんに悲鳴をあげさせられるの。楽しそう。


――そんな暮らしに癒されつつあったフェリスですが、かつての仲間・勇者パーティーに命を狙われます。闇堕ちした、というそれだけの理由で。

しかし勇者たちのその行動にも何か裏があるような?
そしてフェリスの中に巣食う闇の正体とは?

そろそろ物語が大きく動きそうな予感に目が離せません。
軽い文体でスルスル頭に入りますので、今から一気読みなどいかがでしょうか。

さあ皆さまご一緒に、Let's ペンラ!