王命により突然家族から離され、竜の住む森へ、生贄として向かうことになった伯爵令嬢のラーラマリー。
愛する家族の為に決意して向かった先には、竜でなく魔物が待ち受け、助けてけれた赤髪の青年と共に、竜に会うまでの日々を過ごす……。
これだけ見ると王道寄りの物語であり、タグには「溺愛」とありますから、きっとこの青年に溺愛されるのであろうことは想像が出来ます。
しかし、この物語の素敵なところは、主人公ラーラマリーがとても強いこと。
力が強いとか、剣技が優れているとか、そういうことではありません。
彼女の心の強さが、とても素敵なのです。
挫けそうな時にも決して折れず、自分に出来ることを一生懸命続けていく強さ。
その輝きが、最初から最後までブレることなく物語を引っ張り続けます。
もちろん、ヒーローは文句なく格好良し!
周囲の人々も魅力的。
恋愛パートは甘く、戦闘は激しく。
更には王国内に見え隠れするミステリー的な歴史、家族愛や兄弟愛、友情まで、物語の隅々余すところなく見どころが詰め込まれています。
果たして主人公は、竜の生贄になることなく、どうハッピーエンドを迎えることになるのか…??
ワクワクドキドキの見どころたっぷりのハイファンタジー。
オススメ致します!
──花喰い竜を、殺しに来たんです。
そんなセリフから始まる恋愛ファンタジー。
辺境の伯爵令嬢であるラーラマリーが受けた王命は、森に封じられた花喰い竜の生贄となること。家族のもとへ帰りたいラーラマリーは悲嘆にくれず花喰い竜を倒すと心に誓います。
ところが森で出会ったのは恐ろしい竜ではなく不思議な青年・ジークヴァルト。彼は、竜を倒すと意気込むラーラマリーを鍛えてやると言い出し……。
タイトルから異種族間恋愛の気配は感じられると思いますが、本作で特筆すべき点は「謎解き要素」と「世界観がしっかり練られた重厚なファンタジー」であること。
なにも持たない伯爵令嬢ってどういう意味?なぜラーラマリーは生贄に指名されたのか?お告げがあったからと話す王の周辺では、なにやら不穏な影がチラつきます。
そして最後には熱い戦いと感動のラストシーンが待っています。終盤は一気に読まずにはいられませんでした。そして泣きました……。
健気に運命に立ち向かうヒロインやバトルもあるファンタジーが好きな方には特に刺さると思います。
ジークヴァルトが抱える孤独や二人のすれ違いにも悶えながら読んでほしい作品です!
病気の弟を救うため、生贄として『花喰い竜』の棲む森に向かった伯爵家の長女ラーラマリー。
恐ろしく人を襲うと思われていた竜の森に住んでいたのは、孤独を心にしまい、友との約束を守リ続けている赤毛の竜人で……。
生贄として捧げられたのに、転んでもただでは起きないラーラーマリーと、自分を殺しに来たという少女に目を細める孤独な竜。
二人が出会った時、今まで忘れ去られていた歴史が動き出す。
ラーラーマリーとジークヴァルトの恋の模様を美しい文章で表現しながらも、頭の中にそのシーンが浮かび上がるような、映像的な表現、そして女性向け恋愛ファンタジーでありながらも手に汗握るバトル描写。少女漫画も少年誌も大好き! という方は二度美味しい展開です!!
読み始めたら最後までページを捲る手が止まらなくなること間違いなし。
是非貴方も桃野様とファンタジーの世界に誘われてみませんか?
完成度の高さに思わず感嘆の溜息が漏れました。本作は、鮮やかな筆致で描かれる世界観と、血の通ったキャラクターたちが織りなす、この恋愛ファンタジーしか勝たんです🥺!!
主人公・ラーラマリーの、家族を想う芯の強さと凛とした佇まいには、誰もが魅了されずにはいられません。彼女とジークヴァルトが紡ぐ、不器用ながらも揺るぎない絆。それは単なる「恋愛」を超え、読者に圧倒的な安心感と幸福感を与えてくれる、かけがえのない救いの物語です。
特筆すべきは、神業とも言える緻密な構成力です。 物語の随所に散りばめられた謎と伏線。それらが後半に向けて鮮やかに収束していく様は、圧巻の一言に尽きます。複雑な仕掛けを孕みながらも、決して読者を置き去りにしない圧倒的な読みやすさに、作者様の類まれなる構成手腕を確信しました。
そして、私の魂を揺さぶったのはベルホルト陛下の存在です。 名君ゆえの苦悩、そして逃れられぬ闇に侵食されゆくその悲劇的な美しさは、もう大好きですありがとうございますーー!!!
「どうか、彼らすべてに祝福の光があらんことを——」 そう願わずにはいられない、深い慈愛とスリルに満ちた至高の物語。珠玉の逸作です!
主人公のラーラマリーに王命が下り、それは『花喰い竜の生贄』になることだった。
弟を救うため、絶対に死ぬことはできないラーラマリーは剣を隠し持って、逆に花喰い竜を討ち倒そうと考えた。
花喰い竜がいる結界へ入ると、いたのは花喰い竜ではなく、赤髪の男ジークヴァルト。
ラーラマリーとジークヴァルトの惹かれ合いながらすれ違う恋が描かれます。
ドキドキ、キュンキュンする場面は当然ありながらも陰謀や謎があり、読んでいると物語に深く入り込みます。
そんな中でも二人の恋模様の描写は秀逸です。読者側の私たちも応援したくなりますし、どうしてすれ違うの! と思ったりもします。
二人の純愛が描かれている物語、皆様も是非お読み下さい!!
夢中になりすぎて一気読みしてしまいました……!
弟を救うため、生贄として短剣一本で結界へ飛び込んだラーラマリー。そこで待っていたのは、孤独で不器用な優しい竜王・ジークヴァルト。導入の緊迫感から一転、二人が心を通わせていく描写が温かく、森の美しい情景とともに、一気に物語の中へ連れていかれました。
最強の竜王による甘々な溺愛生活だけにとどまらず、謎解きと真実、そして建国神話に隠された悲劇。ロマンスだけに留まらない骨太なストーリー構成と、伏線回収の鮮やかさが実に見事です。
ジークヴァルトの心臓を捧げるほどの愛、ラーラマリーの家族を想う健気さと強さ、森の住人たちの愛嬌と頼もしさ——どのキャラクターも本当に魅力的で、ずっと見ていたくなります。
寿命差という壁を前にした二人の決断と、揺るぎない愛の物語に胸を打たれました。
物語はいままさにラストスパート、続きが気になって仕方ありません!
コルタヴィア伯爵家の長女ラーラマリーの元に、ある日突然王命が下った。森に住む『花喰い竜』の生贄になれ、と。『花喰い竜』には「心臓を奪えば永遠の命を得る」という逸話があり、病気の弟を救いたいラーラマリーは、隠し持った剣で竜を殺して家に帰ることを誓うのだった。
森の結界の中へと入ったラーラマリーを出迎えたのは、竜ではなくジークヴァルトという名の青年だった。ジークヴァルトはラーラマリーが竜を殺す手伝いをしてくれるという。
なにかと気にかけてくれるジークヴァルトに対して、ラーラマリーは少しずつ惹かれていき……この森の秘密を、そして『花喰い竜』の真実を知ることになる。
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生贄という最悪の状況から始まるふたりの関係性と、竜人の王であるジークヴァルトが隠していた秘密を知った時、ラーラマリーは葛藤をしながらも自分の気持ちに向き合っていく。
そんなふたりを邪魔する存在。
このセカイの理。
謎が紐解かれていく度に、物語に色がついていくようでより面白さが増すのです。裏で暗躍する"なにか"に翻弄されながらも、ふたりは幸せを手にできるのか。すれ違いながらも一歩ずつ縮まっていくふたりの距離がたまりません。
ハラハラドキドキな恋物語を、ぜひ!
女性向け作品ですが、よく作られた世界感でファンタジー作品としても楽しめます(*´艸`*)
38話までを拝読してのレビューです。
遠く王族の血を引くものの、今は不遇なラーラマリー。重い病の弟を救うため、竜の生贄になれという王命に従います。
しかしそれは「竜の心臓」を奪い取り、弟の体を治すためだった――!
前向きで愛に満ち、でも武芸はからきしのヒロインが、とにかくかわいい!(どうやって竜を倒すつもりだったん……?)
これじゃ竜の森で出会った謎の男ジークが惹かれるのも仕方ありません。
まあこのジークが素で愛をダダ漏らせていて(*´ェ`*)ポッ
告白するまでも長いのですが、早くハッキリしろ!と何度もツッコミを入れました。
でももちろんジークには、気持ちを伝えるのをためらう理由があり……。
彼が背負った孤独と王国建国の謎。
それらを彩って舞い上がるリュスタールの花が印象的です。
(空想の花だそうなので、好きに想像してヨシ!)
家族の絆、相手の幸せを願う心、強さへの憧れ。
それがゆえにこじれてしまう人の想いを存分に描いています。
物語は間もなく佳境、力強く前を向くであろう彼女たちの結末に期待しています!
すべてをさらけ出し、二人で選んだ未来なら――何があってもきっと乗り越えられるから。
森には恐ろしい『花喰い竜』が住んでいる。
病弱な弟を抱えながらも、父と母と、21歳のラーラマリーは貧しいながらも幸せに暮らしていた。
ある日、王都より書状が届き、ラーラマリーは命令によって城へと向かう。
そこで、王命がくだり、森に住む花喰い竜の生贄になることになった。
勝ち気なラーラマリーは竜の心臓を奪えば永遠の命を得られることを知っていた。
病弱な大切な弟のためラーラマリーは竜を殺し、その心臓を奪うことを決意し、森に足を踏み入れるのだが──というお話です。
感想は竜とラーラマリー。無邪気な竜と威嚇するラーラマリーが可愛らしく、ほっこりさせてもらえます。
でも、ラーラマリーには花喰い竜の正体は秘密。なんて、こったい。
長生きな花喰い竜は、いつも孤独で淋しい生き物で、住む世界が違うんですけど、なにやら、先祖の系譜で竜とラーラマリーは引き合わされたような……。
徐々に惹かれつつある恋が見ものです。
どうか、どうか。孤独な花喰い竜が幸せになりますように。
オススメ作品です。