凛と立つ姉妹の絆

第一章・アカデミー編までを拝読してのレビューです。
魔族との戦いの中にある国、家と領地をなくした白魔法を持つ姉妹が主人公です。
姉は早くから聖女の輝きを持つ……となれば姉妹格差ものかと思うでしょうが、この姉妹は強い絆で結ばれています。
関わることになる勇者やタンク、エルフたちもどうやら悪人ではなさそう。やや鼻につく言動をする同級生の貴族すら、なんだかおかしみをたたえています。登場人物たちが記号ではなく人間的なあたたかさを持っていることが、この物語のいちばんの推しポイントだと感じました。
凛と貫かれているのは主人公の空気感だけではなく、作品全体をおおう「誰かを想う心」です。
人々の弱さ、そして強さをあますことなく描いていく物語の先行き。また姉妹が痛みを乗り越えた先にどのような幸せを選ぶのか。楽しみに追わせていただきます!

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