愛犬の死という悲しみの中にあった茉莉花は、YUAという歌い手の曲に心を癒される。しかし、突然消えてしまったYUA。投稿された写真をヒントに、茉莉花はYUAを探す。時に人は、偶然出会ったものから大きな力をもらう。それは、運命の出会いなのかもしれない。運命のように、少しずつYUAに近づいていく茉莉花。彼女を待っていたのは……?日常の中の小さな事件、でも茉莉花にとってはとても大きな出来事。ぜひあなたにも、温かく見守ってほしい。
最初は「私を見つけて」の意味が気になって読み進めましたが、写真やケーキ、紫陽花、文字の癖など、小さな手がかりが少しずつ繋がっていく展開が心地よかったです。特にYUAの正体が鮎川くんだと分かった瞬間は「そういうことだったのか」と思わず笑顔になりました。男の子だからこそ迎えた変声期という切なさも、この話の優しい雰囲気によく合っています。大きな事件は起きないのに、温かい気持ちになれる素敵な短編でした。
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