ただのホラーじゃない。
アクションあり、仲間との絆と成長の物語でもあり、どんでん返しありのミステリーホラーでした。
プロを目指してバンド活動に勤しむ主人公ユリイカは、霊感体質である。あらゆる霊たちを呼び寄せてしまう。
そのせいで、さまざまな事件に巻き込まれるユリイカ。支える仲間のキャラも魅力的だ。
そして終盤でやって来る大どんでん返しには、もの凄く驚かされ、慌てて読み直した。ホントだ!ああ、騙された〜!
ロックにホラーは必要ないというタイトルだが、この作品に関してはロックとホラーの見事な融合を考えると、ロックにはホラーが必要なのでは⁈と思わされた。
断然おススメです♪
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日常において、『嫌な予感』を感じたことはないだろうか。私はある。不意に、『ここでこうしたら大変なことになる』と頭に浮かんできて実際そのとおりになる。そんな事は、決してレアケースではないはずだ。
本作の主人公も、まさにそんな体質を持っていた。一見夢見るミュージシャンの卵な彼女。そんな彼女に危機が迫る時、こめかみに奇妙な頭痛が走る。その『危機』が何を指すかは本人にも分からない。怪異だったり殺人鬼だったり、正体は様々だが脅威であることは確か。
……それでも、彼女は折れない。夢破れても、怪異に目を付けられても、異常者に追い回されても、ロックの夢を忘れない。そんな彼女のメンタルこそが、本作最大の魅力だろう。
音楽と怪異が奏でる、孤独な少女たちの青春ロック物語。
幽霊が見える少女・ユリイカ。
彼女にとって怪異は日常であり、同時に人との距離を隔てる原因でもありました。
そんな彼女が出会うのは、音楽を愛しながらもどこか壊れかけた仲間たち。
豪快なロック少女・彩星。
音楽だけを信じて生きてきた天才ドラマー・オルガ。
明るく仲間想いで、誰よりも周囲を見ている羽奈。
一見するとバラバラな四人が、バンド「eureka」として少しずつ繋がっていく姿が、とても眩しい作品です✨
本作の魅力は、怪異そのものではありません。
怖いものが見える少女が、どう恐怖と向き合うのか。
孤独だった少女たちが、どう誰かの居場所になっていくのか。
ホラーなのに温かい。
青春なのに切ない。
そして音楽を題材にした作品だからこそ描ける、「魂が震える瞬間」があります。
読み進めるほど、彼女たちの奏でる音を実際に聴いてみたくなる。
ロックと怪談と少女たちの絆が好きな方には、ぜひ読んでほしい一作です。
完結作品です。安心して、一緒に彼女たちの物語を追いかけましょう❗️
ロックバンドのボーカルのユリイカは、夢を追いながら音楽活動を続ける普通の少女。
ただ彼女は生まれつき「超霊感体質」を持ち、幽霊や怪異、さらには異常犯罪者まで引き寄せてしまう特異な運命にあった。
この設定にグッと引き込まれました。
そしてユリイカの周りで様々な事件が相次ぎ、バンド活動は次第に怪異への接近へ変わっていく。
それでも諦めないユリイカの姿が魅力的で、仲間と共にステージに立ち続け、自分たちの音楽を貫く姿勢にしびれました。
音楽とホラーサスペンスの融合は興味深く、個人的にもロックが好きなこともあり、とても楽しく読み進めました。
バンドとして夢を追う一方、いつ命を落とすかわからないスリルが爽快です。
音楽もある意味ではスリリングな要素がありますので、ホラーとの相性もいいのかもしれないと感じたものです。
序盤を拝読したうえでの感想にはなりますが、引き続きこの魅力的な物語の展開を追いたいと思います。
音楽好きの人にも、ホラーサスペンスが好きな人にもオススメの秀作です。
霊感体質という呪いのような特性を、あえて武器にせず音楽だけで突き進もうとするユリイカの頑固さが、この作品の芯になっている。レビューで触れられている「ロックにホラーなんて、必要ない!」という一言に集約される通り、能力に頼らず実力で勝負したいというプライドと美学が、短い話数の中にきちんと滲んでいる。
ホラーと音楽ものの組み合わせは珍しく、怪異を引き寄せる体質ゆえのトラブルと、バンドメンバーとの絆という二つの軸がうまく噛み合っている。「MONITIORING」という第二話タイトルの不穏さも含め、軽快なテンポの裏にしっかりした緊張感が用意されているのが好印象だ。
霧的な恐怖よりも、自分の腕一本で道を切り拓こうとする生き方そのものに芯の強さを感じる一作。