★
0
概要
「菖蒲園ゆうえんち」のお化け屋敷「番町皿屋敷」は客がめったに入らず、さびれていた。皿数えのお菊、ろくろ首、のっぺら坊、唐傘小僧、提灯お化け等の古臭いお化けしかでてこないからだ。だが人々は知らない。ここのお化けがみんな本物だということを。正体を隠しながら皿屋敷に住みこみで働いていたお菊たちは、ある日、新しく就任した遊園地のオーナーから「一ヶ月で成果をださないと皿屋敷を廃止し、でていってもらう」と通告される。そこでお菊たちは、客を集めるために園内のアルバイトで稼いだお金を使ってネットに広告をだそうとしたり、有名なホラー映画に登場するキャラクターのコスプレをしたりして、なんとか皿屋敷を盛りたてようと奔走する。が、そのどれもが空回りにおわり、結局、オーナーから皿屋敷の閉鎖と、住みこみで暮らしているお
おすすめレビュー
書かれたレビューはまだありません
この小説の魅力を、あなたの言葉で伝えてみませんか?