概要
今宵、神話が創生される。これは神が己の神を喰らうはじまりの物語。
【醜い怪物×美しい旅人(兼・錬金術師)!】
ここはハヰ箱(ハイバコ)。いらないものが棄てられるせかい。所謂(いわゆる)、ゴミ箱である。
そんなせかいの片隅にひとりの異端者が零れ落ちた。
ひとり零れたそれはとても醜悪であった。
赤、青、黄──鮮やかな彩を喰らい尽くしたそれの体躯も、深い宵の髪も、腥く塗れた『赫』もすべてが異質であった。
その者の名を──ばけもの──とでも呼ぼうか。
ひとりぼっちのばけものは自身を捧げて『せかい』を創造した。血も肉も余すことなく捧げ、果てに深い微睡みに沈んだ。
何年が経過したのだろうか。
ある日、ばけものが睡る『せかい』にひとりの旅人が現れる。
その旅人はとても美しかった。
濡れ絹を連想させる白髪も、暗闇と相対する蛋白石(オパール)の双眸も、蠱惑に弧を描く口
ここはハヰ箱(ハイバコ)。いらないものが棄てられるせかい。所謂(いわゆる)、ゴミ箱である。
そんなせかいの片隅にひとりの異端者が零れ落ちた。
ひとり零れたそれはとても醜悪であった。
赤、青、黄──鮮やかな彩を喰らい尽くしたそれの体躯も、深い宵の髪も、腥く塗れた『赫』もすべてが異質であった。
その者の名を──ばけもの──とでも呼ぼうか。
ひとりぼっちのばけものは自身を捧げて『せかい』を創造した。血も肉も余すことなく捧げ、果てに深い微睡みに沈んだ。
何年が経過したのだろうか。
ある日、ばけものが睡る『せかい』にひとりの旅人が現れる。
その旅人はとても美しかった。
濡れ絹を連想させる白髪も、暗闇と相対する蛋白石(オパール)の双眸も、蠱惑に弧を描く口