概要
異端同士が結ぶ契約結婚の果てに待つのは奇跡とじれ恋――?
1911年初夏――。
魔法族の家系に生まれながら、魔力に恵まれなかった少女・オルキデアは、悪意によって東洋の島国を彷徨っていた。
本来はパティシエとして、この国の大きなホテルからお声が掛かり、腕を振るうため、わざわざやってきたはずなのに。
だが、すべては魔力なしの役立たずを追い出したい同僚たちの罠であり、お声掛けは嘘だった。
周囲の人々は異邦人を遠巻きに見つめ、遂には子供たちから石を投げられてしまう。
するとそんな彼女の前に一人の青年が現れる。
あてもなく彷徨い、子供たちにいじめられている異邦人を哀れに思ったのだろう。
外之原 璃玖(とのはら
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!始まりこそは奇縁なれど、紡がれる思いは本物の愛
明治の時代の雰囲気が実に良く描かれており、大変イメージがよく膨らみます。
言葉の言い回しが実に浪漫に溢れて、当時らしいのですよね。
おかげで、落ち着いた雰囲気の二人の恋路が、実に情緒深く浮かび上がってきました。
そして、お洒落なカフェーにピッタリの、甘くておいしいお菓子!
これがまた実に丁寧に調理工程が描かれていて、かつおいしそうに描かれており、満足感が高い!
そこに二人の共同作業なんて混ぜられたら、はぁーっ、いやはや、こりゃもう、参った……実に甘酸っぱい、これは糖分過多になってしまう!
思えば出会い方としては急ですし、起こった出来事からの日数を数えれば、対外的には二人の距離が恐ろしく早く…続きを読む - ★★★ Excellent!!!静かな奇跡と優しさに満ちた、心がほどける恋物語
初めて読んだときから、この物語はどこか特別でした!
丁寧に紡がれる描写は、まるで柔らかな光に包まれているようで、ページをめくるたびに胸の奥がゆっくりと温まっていきます。
喫茶店を舞台にした穏やかな日々は、癒しそのもの。
だけどそれだけじゃなくて、登場人物たちが抱える過去や想いがしっかりと描かれていて、読み進めるほど心が惹き込まれていきました!
主人公の優しさ、相手を想う気持ちのまっすぐさがとても綺麗で、読んでいるこちらまで優しい気持ちになってしまうんですよ!
静かな時間の中に、確かに息づく奇跡のような瞬間。
切なさと希望が絶妙なバランスで描かれていて、涙ぐむ場面もあれば、頬笑みがこぼ…続きを読む - ★★★ Excellent!!!🦊🍰魔力を持たぬ少女と天狐の若君が紡ぐ、明治あやかし喫茶恋愛譚🗾💞
普通じゃないふたりが、心を通わせていく――🗾💞
『半妖の若君は異国の花を愛でる』は、明治時代の帝都を舞台に、異邦人の少女と半妖の若君が契約結婚を通して心を通わせていく、優しさと切なさが織りなす和風恋愛ファンタジーです📖✨
物語は、妖たちとの交流、美味しいスイーツ、そして少しずつ育まれる恋心を通して、“違いを受け入れることの尊さ”と“心の居場所を見つける奇跡”を描いていきます🕊️🌸
みんと🐾先生の筆致は、柔らかく繊細で、明治の風情と幻想が美しく融合🏯📜
スイーツ描写は目にも舌にも甘く、登場人物たちのやり取りには優しさとユーモアが溢れています🍮🧙♀️
甘くて優しい喫茶恋愛譚に、ぜひ癒…続きを読む - ★★★ Excellent!!!おもしろいです!
魔法が使えないことで馬鹿にされてきたヒロインは、はるばる海を越えて外国から日本にやってきました。
日本では、魔法が一般的でないから、日本のホテルでパティシエとして働いたらいい、とすすめられたからです。
でもそれはひどい意地悪で、告げられた住所も嘘っぱち。ホテルなんてありませんでした。
途方にくれるヒロイン。
そこでたまたま知り合った、美青年、璃玖(りく)。
彼は優しい人で、余命が短く、夢だった喫茶店を開くために、料理を作ってくれる人を探していた………。
契約結婚、和風ファンタジー!
おいしそうなスイーツもたくさんでてきます。
璃玖さんの優しい人柄にも癒やされますし、恋のあまあま、きゅんも存…続きを読む - ★★★ Excellent!!!あやかし喫茶で美味しいケーキと紅茶をいかがでしょうか。妖もいます。
こんなに可愛らしい妖ならば、ぜひ、会ってみたい。
文明開化より、はるばる海を越えて帝国へとやって来た異邦人、オルキデアさん。なんと、魔法の家系に生まれましたが、魔力を持たないパティシエでした。
ところがせっかく来たのに、どうやら騙されてしまったようで、国に帰ることができずにいました。そこへ璃玖の名乗る貴族の青年が声をかけます。
ワケアリの二人はそこで契約結婚の約束をするのですが……。
オルキデアさんにもいろんな事情があり、璃玖くんにも複雑な事情がありと欠点だらけの二人ですが、心が美しい二人です。
そして、必死で生きようとする二人がけなげで応援したくなります。
美味しいお菓子と不思…続きを読む