『黒髪乙女と猫の受難 -婚約破棄は猫のせい-』は、「猫が理由で婚約破棄される」という理不尽すぎる一言から始まる癒し系ラブファンタジーです 🐾🌸
子爵令嬢ペルラは、長年の幼馴染みであるカルクスとの結婚式を目前に控えた花嫁候補。ところがその直前、彼から告げられたのは「婚約破棄」――しかも理由は「猫たちにストレスがかかるから」 😂🐱
しかし本作の魅力は、カルクスの理不尽さを責め立てることではなく、傷ついたペルラが“猫”との出会いを通して、少しずつ心を取り戻していく過程にあります 🐈⬛✨
一見不幸な出来事が、“本当に大事にしてくれる相手”へとつながる転機になる――そんな優しい再生と出会いの物語でした 🐾💍
この作品は、「猫が原因で婚約破棄される」という、思わず「え?」と声に出したくなるところから始まります。しかもその直後に出会うのは、白猫……ではなく、猫になってしまう体質の幼馴染み。設定だけ聞くと大騒ぎになりそうですが、物語の雰囲気はとてもやさしく、くすっと笑える場面が続いていきます。
婚約破棄で落ち込むペルラに対して、グラナードは過剰に慰めるわけでも、重たい言葉をかけるわけでもありません。ただ自然体でそばにいてくれる、その距離感がとても心地よく感じられます。読んでいるうちに、気付けば彼の存在が少しずつ頼もしく思えてくるはずです。
猫要素と幼馴染み要素、そしてさりげない溺愛がほどよく重なり合い、重苦しさはほとんどありません。疲れているときや、甘いお話を気軽に読みたいときに、そっと寄り添ってくれるような作品です。
子爵令嬢ペルラは大好きだった婚約者に「愛猫」を理由に捨てられてしまう。
泣きながら自宅に帰るペルラ、その道中 美しい白猫に出会い——?
お猫様を理由に婚約をなかったことに……というくらいだから、どんなにかわいらしい人かと思ったら!
なかなかになかなか……えっとその、そうですね、お猫様への愛を、持った方でいらっしゃいました。
そりゃ彼の言うこともわかりますよ、私だって動物は好きなつもりですから、その生涯は大切にしたいしすべきだと思いますよ、でもね、結婚を約束したならその相手にも同じだけの責任を持てよと!(笑)
こんなに、こんなにかわいらしい人を相手によくもまあそんなことが言えたものだと!(笑)
お猫様至上主義の婚約者に捨てられた子爵令嬢ペルラに訪れた白猫との出会い。
それは彼女になにをもたらすか—— 「素晴らしい愛猫家」の主張とペルラのかわいさとともに、ぜひご覧くださいませ。
「黒髪乙女と猫の受難」、まさに“猫運”が人生を左右するお話でした。
ペルラとグラナードの掛け合いが本当に微笑ましくて、猫も人も予測不能な展開に思わずニヤリ。婚約破棄という重い出来事さえも、猫と魔法のスパイスで不思議と軽やか。読んでいるうちに、失恋の涙さえ春風に変わっていくような、心の奥がぽかぽかと温まる幸福感が広がります。
そして、グラナードのまっすぐすぎる想いと、ペルラの素直な気持ちがすれ違いながらも、どこかでちゃんと手を伸ばしあう姿に、胸がじんわり。猫好きも、恋愛にちょっぴり臆病な人も、きっと笑顔になれるはずです。
予想外のラストまで、読んで損なし!可愛い猫たちとふたりの運命の行方を、ぜひあなたも見届けてみてくださいね♪