概要
俺はなぜ人を殺したのか。直子を傷つけられたことが許せなかったのか。
1983年、大学で映画を撮っていた俺は、垢抜けないが清楚で純真な直子に恋をする。キスさえしない二人は、小さな家で暮らす夢を見るが、俺は運命に弄ばれ 人を殺めてしまう。14年の懲役のあと、俺は直子を探すが・・・。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!この作品、拡散希望(配慮あるネタバレ
最後まで読んだ者です。作品を読むにあたり、レビューを参考にするタイプの読者の一助になればと思うことを書きます。配慮のあるネタバレを含みます。
紹介文にもある通り本作品の主人公は事情があって人を殺めているため、事件前と服役後の二つの時間軸でストーリーが進行します。それぞれの時代がどんな世の中だったかは下記の通り。
大学生時代(1983年昭和58年)東京ディズニーランド開園、任天堂ファミリーコンピュータ発売開始。ファミリーコンピュータはご存知ない方のために解説すると、任天堂Switchのご先祖様です。
社会人時代(1998年平成10年)ウィンドウズ98発売、iMac発売開始。スマホはないが…続きを読む - ★★★ Excellent!!!大どんでん返し!と軽々に語れない傑作。★4つ相当です。
第一話から畳み掛けられるミルフィーユのようなエピソード。
とても良くできた構成に、カクヨム兼用読者は憧れます。
主人公と直子との位置付けがストレートに語られ、
二人の男女の物語だと認識すれば、
いきなり主人公の仮出所のシーンに。
一般の市民からしたら、縁遠いフィクションかと思えば、
自分に降りかかってもおかしくない、
青春の1ページの中で起こった悲劇であった。
ある意味、微笑ましい直子との出会い。
甘々な大学生活が描かれるが、
この後訪れるはずの悲劇にどのように繋がっていくのか、
気が気でならず、読み進めるのが止められない。
大学生当時の昭和と、出所後の平成が交互に描かれて、
種明か…続きを読む