冴えない雑種犬のタタロオは、飼い主の高校生ジーコが作った犬小屋の奥に、不思議な通路を発見。
その先に広がっていたのは、獣人たちが暮らすマガハラ大陸。
しかも、通路を抜けたタタロオは人間のような姿になり、言葉を話し、人間の知識まで使えるようになっていた!
異世界との行き来、動物仲間たちも異世界へ。
彼らは冒険を通じて人々から語られる活躍をする。
そんな中、国王ヘルツから、行方不明になった七人の娘を探してほしいと頼まれる
「犬」をテーマにしただけあって、嗅覚など犬にまつわる力と魔術などがうまく絡み合っています。
さらに人間の心と知識を得たことで、様々な感情や考えも持つようになる。
一風変わった珍道中をお楽しみください!
雑種犬タタロウの冒険…それだけでも犬好きとしては堪らないですが、まさかの飼い主ジーコが作った犬小屋から異世界へ行ってしまいます…。
しかも、異世界へ渡ると…なんと人間になってしまい…。
冒頭からこんなお話ないよ!ってワクワクしてしまいます☆
犬故のタタロウの考えるアレコレに思わずクスッとせずにはいられません。
その後、チャウ丸とシャムリンという魅力的な仲間も加わり更に物語は盛り上がっていきます☆もうちょっとマッチョが良かったチャウ丸…人になってもお尻の匂いが嗅ぎたくなっちゃうチャウ丸が私は好きです!
タタロウは異世界のヤメーメの長ヘルツに
「七人のさらわれた娘を探して欲しい。ヤメーメを救って欲しい」と一方的に頼まれますが(タタロウやるって言ってないのに…クスッ。)
押し付けられた感はありながらも、どげんかせんといかん精神で進もうとするタタロウがどんな冒険をしていくのか温かい気持ちで見守りたくなっちゃいます。
他には無い、犬小屋からの異世界という展開ですが、元は犬だったり、猫かと思うとホッコリしてしまうこと間違いなし!
余談ですが、うちの犬も連れてってくれ!と想像が膨らみます☆
子供の頃、家でイヌやネコを飼っていました。家族全員が揃って家を空ける時はいつも、彼女たちは(うちはメスばかりでした)寂しそうに玄関でお見送りしてくれるので、外出先でも「今頃さびしがってないかな?」とふと気になったものでした。
この物語の主人公であるタタロオも飼い犬ですが、彼にはそんな心配は無用です。なぜならタタロオの犬小屋は、なんと異世界に通じているから! そちらの世界ではタタロオは人間の姿となって、仲間と一緒に大冒険を繰り広げます。この異世界というのがまた一風変わっていて、パロディやら言葉遊びやらユニークなキャラクターやらで溢れ返った、まるで誰かの記憶のオモチャ箱をひっくり返したようなワンダーランド。そんなアレやらコレやらに時には呆れ、時にはツッコミを入れつつ、タタロオ達は異世界を元気いっぱいに駆け回ります。そして時には、甘い恋の予感も……。
そして胸躍る冒険が一段落したらまた犬小屋からこちらの世界に戻って、飼い主であるジーコのくれたご飯を食べて、散歩に行き、恋のお悩みを黙って聞いてあげたりするのです。
我が家のイヌとネコももしかしたら、人間たちが留守にしている間にコッソリこんな大冒険をしていたのかも――ふとそんな愉しい想像をさせてくれる。とっても面白おかしくて、読んでいてどこか温かな気持ちになれる物語です。
あ、もちろんペットを飼ったことがない方にもお薦めですよ!
スライム、クモ、魔剣、はては自販機。
今までいろいろなパターンの転生を、見たり、聞いたり、読んだりしましたが、
人間以外が、人間にっていうのは初めてです。
だけど、普通じゃないのは、これだけじゃありません。
五感から派生した魔法体系、どこかで聞いたことがあるパロディ風スキル名、
そして、まったく先が読めない展開。
まだ、三十四話までしか読んでいないのもあって、
予想ができず、五里霧中。
一瞬、これ、面白くなるの?
と、疑ってしまいますが、
ゴルゴンゾーラチーズのピザにハチミツを掛けると絶品になるように、
癖の中から湧き出るワンダーランド。
試してみる価値はありますよ。
四字熟語の勉強にもなるおまけ付き。
照春先生、私の「五里霧中」の使い方、合ってますか?
拝読しました。
犬のタタロオが犬小屋の穴から異世界へ迷い込むという発想がまず面白かったです。
勇者として召喚されるのではなく、たまたま犬小屋から入っちゃったというゆるさが、この作品ならではだと感じました。
タタロオの犬目線の語りも個性的で、冒犬者だったり、犬ならではの感覚で異世界を見ていたりするのが楽しいです。
特に、異世界では人間の姿になるのに、犬小屋を戻るとまた犬に戻るという設定も面白いですね。
そして地球の品物が異世界では貴重品になるところも、今後どう活用していくのか気になります。
ジーコの知識がタタロオに入り込んでいるという仕組みも、単なる転移とは違った面白さがあります。
何より、最後に登場した半裸のヤギじいさんのインパクトが強すぎましたw
学校のような城に、玉座に座るヤギのキング……この世界がこれからどんな展開を見せるのか、今後とも楽しみにさせていただきます。
最新話まで楽しく読ませていただきました
この作品では主人公のタタロオとその仲間たちが冒険の中で様々な出会いを経験します
特に印象的なのはその独特な世界観で、細かに描写されるケモノナイズされた生活様式や、どこかで見たことあるような…おそらく作者様の好きなものが展開に落とし込まれていて読んでいくたびに次が楽しみになる作りとなっております
そして、タイトルにもある通り文章の節々からワンちゃんへの愛情が伝わってくるのもこの作品の魅力の一つです
私の読んでいる最新話ではまた次の舞台への道が開かれる予感がしております
引き続き楽しみに読ませていただきます