概要
どうしようもない僕の声で、君にだけ届く歌を。
【カクヨムコン11中間選考通過作品】
【このライトノベルがすごい!WEB大賞
中間選考通過作品】
「女の子みたいな声だね」
幼いころから、自分の声を笑われ続けてきた少年。
施設で育ち、引き取られた家でも否定され続けた彼にとって、声は「本当の自分を裏切る証」だった。
誰にも心を開けなくなった彼は、ある夜、ビルの屋上から身を投げる。
けれど――彼は、生き残ってしまった。
退院後、人のいない公園でひっそりと歌うことだけが、彼に残された唯一の安らぎだった。
そんなある日、歌声を聴いたひとりの女性が、静かに告げる。
「……きれいな、声」
ずっと嫌いだった、自分の声。
誰かに愛されるなんて、思ったこともなかった。
それでも彼女だけは、彼の声の奥に隠された痛みに気づいていく。
声を失い
【このライトノベルがすごい!WEB大賞
中間選考通過作品】
「女の子みたいな声だね」
幼いころから、自分の声を笑われ続けてきた少年。
施設で育ち、引き取られた家でも否定され続けた彼にとって、声は「本当の自分を裏切る証」だった。
誰にも心を開けなくなった彼は、ある夜、ビルの屋上から身を投げる。
けれど――彼は、生き残ってしまった。
退院後、人のいない公園でひっそりと歌うことだけが、彼に残された唯一の安らぎだった。
そんなある日、歌声を聴いたひとりの女性が、静かに告げる。
「……きれいな、声」
ずっと嫌いだった、自分の声。
誰かに愛されるなんて、思ったこともなかった。
それでも彼女だけは、彼の声の奥に隠された痛みに気づいていく。
声を失い
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おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!声を失った僕に、差し伸べられた光があった
たった一言のからかいが、一生の傷になることがある。
――この物語は、声を憎み、沈黙に閉じ込められた少年の心を、驚くほど繊細に描き出しています。
施設で育ち、養父母の家で否定され続ける日々。
「声を出すたびに壊れていく」――その感覚は、読んでいて胸が締め付けられるほどリアルです。
やがて夜の屋上に立つ少年の姿は、静かな絶望そのもの。
けれど物語は、そこで終わりません。
「……また、生きてしまったんだな」
その呟きの先に現れるのは、音のない光のように微笑む一人の女性。
彼女の存在が、どんな物語を紡ぎ出すのか――続きを読まずにはいられません。
心に触れるような優しい筆致と、痛みに寄り添うリア…続きを読む