純粋な想いで、胸が暖かく洗い流される・・・

古のアンデス地方、主人公アマルと幼馴染のチャスカの日常から物語は始まります。その暖かくて甘酸っぱい日常は、「名誉なこと」により終わりを迎える。

読み進めて、「名誉なこと」の正体を知った時・・・神聖? 残酷? 悲しい? 切ない?・・・アマルとチャスカのピュアな日常が思い出されて、胸の中が、言語化できない感情で埋め尽くされました。

本作の最後に、「白い動物園」というタイトルの意味が明らかになります。「名誉なこと」で複雑だった胸中が、純粋な想いで、暖かに洗い流されてゆく。

あの有名な世界遺産を題に取った、とても豊かな読書体験を頂きました。
素敵な短編を、ありがとうございました。

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