概要
《カクヨムコン11中間先行突破!ありがとうございました》
※本作は実在する風習や遺跡をモチーフにした創作です。
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!時空を超えて想いよ届け
人類の長い歴史上、幾つもの絵が生み出されてきました。
そのうちの有名なものは、名画として美術館に収蔵され、人類の偉大な遺産として後世の人間でも見ることができるようになっています。
その絵を描くにあたって、画家はどのような想いを抱いていたのか。
もしかしたら「この絵が売れなかったら、いよいよお金が無くなって俺、飢え死にしちゃうかも」といった世知辛い生々しい想いだったかもしれませんが、いずれによせ絵には、作者の多くの想いが籠められているものです。
本作品には、世界的に有名な絵が登場します。でも、どこの美術館にも収蔵されていません。というかそもそも、作者が誰か分かってすらいません。
でも…続きを読む - ★★★ Excellent!!!空と地を繋ぐ 尊い恵みに、唾を吐く。
広い、広い世界で。生きる人類は知恵を持った。文明を持ち、神を知り、信仰を作った。
彼らが生きる地を、彼ら自身が掌握しているようであって、そうではない。
けれども人は知恵を持つ故に、乗り越える――征服せずにはいられないのだろう。
名誉という言葉を与えられたひとつの命。
その命にも人生はあり願いがあった。
けれども広い、広い世界の中では
その命はほんの一粒にすぎないのかもしれない。
地上に注ぐ雨の一粒との等価交換。
その一粒は多くの人への恵みとなる。
だからどうした。
そう叫びたくなる。
遣り切れなさが残る。
しかしそれは、己の感情ではないのだ。
その時代、その場に生きた彼らがどう向き合うの…続きを読む - ★★★ Excellent!!!純粋な想いで、胸が暖かく洗い流される・・・
古のアンデス地方、主人公アマルと幼馴染のチャスカの日常から物語は始まります。その暖かくて甘酸っぱい日常は、「名誉なこと」により終わりを迎える。
読み進めて、「名誉なこと」の正体を知った時・・・神聖? 残酷? 悲しい? 切ない?・・・アマルとチャスカのピュアな日常が思い出されて、胸の中が、言語化できない感情で埋め尽くされました。
本作の最後に、「白い動物園」というタイトルの意味が明らかになります。「名誉なこと」で複雑だった胸中が、純粋な想いで、暖かに洗い流されてゆく。
あの有名な世界遺産を題に取った、とても豊かな読書体験を頂きました。
素敵な短編を、ありがとうございました。