あの世界遺産にまつわる一編の童話

その時代、その地域の風習は、現在のわたしたちの価値観では測れない。
歴史を内側から語る際、この物語は忠実にこの鉄則を守っている。

それがどんなに残酷でも、彼らにとっては「名誉なこと」
でも、家族や友人がいなくなる淋しさは、当たり前のようにあったんじゃないか?
そんな小さな一石を、物語は投じている。

少年の感性を映した語りで、柔らかく物語が進むのは心地よかった。
まるで、世界遺産をめぐる一編の童話のような短編。
おすすめです。

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