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概要
同じものを見ながら見る方向が違うことで事件の解決が早期になった。
ラブホテルの一室で、デリヘル嬢が殺害された。部屋に残った痕跡から、不思議な点がいくつかあったが、初動捜査に駆け付けた樋口刑事が、自分なりの推理をすることで、その時は、それが事件の解決につながると考えたのだ。しかし、樋口刑事は、風俗関係に疎かった。捜査本部で樋口刑事の見解に捜査本部の人が色を付けてくれ、一つの仮説ができたのだが、今度は樋口刑事が、さらにその裏を看破したのだった。そのことが事件を解決に導くのだが、結局、一人の刑事と犯人側との間で、同じものを見ながら見る方向が違うことで事件の解決が早期になったのだった。複雑に見える単純犯罪。それこそが、「表裏離別殺人事件」ということになるのだろう。作成期間:2024年5月21日~2024年5月23日。
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