「今見たことは、内緒な」
- ★★★ Excellent!!!
1185年、壇ノ浦。
平家の名将・平知盛は、一門の滅亡と共に波の底へと身を沈めた……はずだった。
その時、彼は何者かに呼び止められ、「伊月」の名前を与えられて「ふぁんたじぃな世界」へと連れて行かれる。
ところかわって「僕」こと伊月晃は、瀬戸内海で兄とともに、正体不明の神官風少年・秋宮伊織と出会う。
秋宮伊織が伊月(兄)に言ったことは、
「お主、前世のこと引き摺っとるじゃろ」
その瞬間、伊月晃の頭に「自分のものではない記憶」が流れ込み――。
平家の最期から始まる、もうひとつの日本の物語。ここに開幕!!