兵どもは、再び起つ
- ★★★ Excellent!!!
最新話まで読んだので書きます。
タイトルやあらすじにある通りに源平合戦、その中でも最終決戦と名高い壇ノ浦の戦いに主軸を置く物語です。
それもあって、舞台も日本なのですが、どういうわけか平安時代末期の文化を色濃く残した世界になっています。
見どころとしては、やはり日本らしい神秘や日本の美と文化が随所に散りばめられているところです。特にキャラクター造形(顔立ちなど)に、扱う武具の類に見られます。個人的にはあの強弓を引く那須与一を見てみたいです。
加えて、舞台となる場所もまた平氏と縁の深い西方の海。かつての平氏が最後の最後まで踏みとどまりながら散った場所です。
読んでいると波音と共に彼らの誇りと無念を感じられ、キャラクターたちへの感情移入がより一層強くなります。
かつては互いに殺しあったもの達が轡を並べようとしている世界はそれを許すのか?
新たな源平物語の幕開けです!!