隙間時間に楽しみたい、不条理の向こう――珠玉の掌編集

この作品では、現実世界にありそうな前提に、そっと『不条理』を混ぜ込みます。そして、そこから再度『日常』や『人間』を演繹していきます。

そうすると『日常』や『人間』というものが、『不条理』抜きよりもはるかに高密度に描かれます。

結末はぼかされて書かれることが多いです。

ぼかされた余白に、読者の空想の余地がありますし、空想したくなる面白さがあります。
この辺りは星新一に似ていますが、内容的にも感性的にも21世紀のものです。

令和の珠玉の不条理掌編集、隙間時間に一つずつ、味わってみませんか?

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