桜と血液と、喫茶店と温もりと――大切なものを守るための残酷という『美』
- ★★★ Excellent!!!
この作品は、桜と血液をモチーフに、幻想的・耽美的な美しさを詩的に描いています。
語彙豊富に美しい詩のように、けれども分かりやすく情景を描く手腕が素晴らしいです。
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34話までの主な登場人物は
・イケメン陰陽師
・無口な美人魔女
・包帯の子ども姿の式神(イケメン陰陽師が使役している)
・転生者、男女各一人、計二人
舞台は和洋折衷の、現代的異世界
これだけ先に知っておくと、だいぶ見通しがいいと思います。
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登場人物は、それぞれ辛い過去を抱えていますが、そのぶんこの五人は大切にしあうようになります。
物語の舞台となる喫茶『桜』は、この五人にとって大切な場所です。軽く飯テロ気味の温かく美味しいご飯もいい雰囲気です。
大切な場所、大切な『家族』『主(あるじ)』『友』『仲間』ですから、それを守るべきときには残酷になります。
しかし、その残酷が実に美しいのです。
(例えが古いかもしれませんが、高橋葉介とか好きな人にはたまらないと思います)
私は読んでいてとても楽しめました。お勧めいたします。
(このレビューは、第34話を読み終えた時点で書いています)