概要
カクコン11エッセイ応募作!備蓄米?コメ高騰?令和の米騒動について
カクヨムコンテスト11短編(エッセイ・ノンフィクション部門)応募作品。
カクヨム「エッセイ・ノンフィクション」年間6位(2025/12/04現在)。
収まる気配がない令和の米騒動について、
思うがままに書き綴ってみたエッセイです。
1話1000文字前後ですので、
楽しんでいただけたら、幸いです。
お気軽に、ご覧くださいませ。
カクヨム「エッセイ・ノンフィクション」年間6位(2025/12/04現在)。
収まる気配がない令和の米騒動について、
思うがままに書き綴ってみたエッセイです。
1話1000文字前後ですので、
楽しんでいただけたら、幸いです。
お気軽に、ご覧くださいませ。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!お米一粒から、政治や世界を覗いてみよう!
「米」という、日本人にとって最も身近で普遍的な食糧を起点に、社会の複雑な構造と人間の業を、実に軽やかな筆力で解き明かしています。
ユーモラスな語り口を通して、人々の無関心と官僚主義が織りなす現代の不条理を照らし出し、政治と経済の重たい論理を、食卓の上のユーモアへと昇華させているのが見事で、思わず唸らされます。
筆者の視線は、狭い国内の米騒動に留まらず、グローバルな視点にまで及び……一粒の米が背負う世界の課題と、それに対する消費者の課題を「これでいいのか?」と鋭く問いかけてきます。
日常のささやかなディテールに、時代を俯瞰する大きな物語を宿らせる知的な筆の力に、心から感服すると共に、米の…続きを読む - ★★★ Excellent!!!名称のユーモアと批評性のコンビネーション
全体的な印象
「令和の米騒動」という言葉に込められた軽妙さとは裏腹に、物語は実際のニュース記事や評論を読んでいるかのようなリアルさを持っています。
米という生活の基盤に関わる題材を選んでいるため、どのエピソードも読者の日常と地続きで、強い説得力を持っています。
特に「古古古古米」という滑稽な名称と、その裏にある切迫した政策決定の現実との落差は、風刺文学的な効果を生み出しています。
私の思う見どころ
『名称のユーモアと批評性』
「古古古古米(ここここまい)」の言葉遊びは笑いを誘いつつ、制度や慣習の杓子定規さを鋭く突いています。
その違和感の提示は、読者に“言葉と政策の乖離”を考えさせる…続きを読む