美しき後宮の裏で蠢く呪い、男装の姫と陰陽師が辿り着く真実は

平安×男装×陰陽師、さらに式神バトルと後宮ミステリーまで!三層どころか、魅力が幾重にも重なった陰陽奇譚にすっかり夢中になりました。

妹を救うため男装して陰陽寮へ飛び込んだ姫・楓子が、陰陽師・賀茂利憲と共に後宮の怪異へ挑む——導入から引きが強いです。装束や調度、宮中の距離感まで"空気"として立ち上がる描写が濃密で、一気に物語の中へ連れていかれました。

後宮の権力構造が生む緊張感、怪異の謎解き、式神バトルが噛み合っていて、各話の引きも強く、気づけば最新話まで一気読み。
利憲の不器用な優しさ、斉彬の軽妙さと真っ直ぐさ、飛燕や玄武、夜狐といった式神たちの愛嬌と頼もしさ——キャラクターも本当に魅力的で、会話のテンポも最高でした。

最近刊行された書籍版は結末が異なるらしいと知って、これはもう読み比べずにはいられません。
そして現在連載中の第二部では、新たな怪異と伏線が動き出していて、ますます目が離せなくなっています!

平安陰陽もの/後宮ミステリー/式神バトル/和風ロマンスがお好きな方に、ぜひおすすめです!

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