こんにちは。天野です。
KACの情報が(一部ですが)発表されました。
カクヨム10周年という大きな節目に立ち会えるのは幸せなことだなと思います。なんやかんやで色々とお世話になっていますから……。
今年は「カクヨム10テーマ小説コンテスト」という特別企画が行われるそうです。10個のテーマがすでに発表されており、そのうちの一つを選んで一人一作まで応募できるという企画ですね(字数は1万字以上)。
『密室大戦』だけずっと書いてるのもなぁとも思うので、検討の余地ありではあります。
自分が書けるとしたら「ミステリー×アクション」か「ホラー恋愛」のどちらかだと思いますが……うーん。
大傑作『憑依怪盗アンノウン』を読んでしまった今、ミステリーアクションを書いても確実に下位互換にしかならないので、ここはちょっと敬遠ですね笑笑
じゃあホラー恋愛なら書けるかという話になりますが……。時々ご訪問させていただいてる鋏池先生が選考委員ということで参加したいのは山々なのですが、いかんせんホラーは書くのが苦手で……。
僕が「ホラー」と「歴史小説」が苦手だというのは昔から言っていますが、ずっと変わってないですね。後者に関しては「歴史の知識がない」というだけなので明快なんですけど。
ホラーについては苦手な理由があまり明確ではないです。何度も考えたことがある(克服するために)のですが、現時点では大きく二つあると思っています。
一つ目が「『怖い』という感情の原初的な由来がどこにあるのか分からない」ということかなと。
この点ミステリって簡単なんですよね。
「驚く」という感情は「それまでの展開から予想される展開を裏切る」ということによって生まれるのが明確。そこに「裏切る展開を示唆する伏線・手掛かり」を加えれば十分完成するわけです。ミステリは書くべき「正解」が分かりやすいんですよね。
でも――これは「笑い」や「感動」にも言えるのですが――「『怖い』って何なんだ」というのがずっとあって。だから冗談抜きに本当に書けないんですね。正解が分からない。
僕の小説を読んで「感動した」とか「怖かった」という印象を受けたことのある方はあまりいらっしゃらないと思います。原因は明白です(笑)。
昔は「魅力的なキャラとは何か」も分かっていませんでした。でも数多の作品を分析している中である程度パターン化して把握できるようになりました。「些細な行動に礼儀正しさが現れている」とか「付和雷同でない(信念を持っている)」とか「差別的な言動をしない」とか「誰に対しても対等に接する」とか色々ですね。だから一定程度克服できたと思っています。
このノリで今後ホラーや感動もの、コメディーも不自由なく書けるようになりたいなとは思っています。現時点ではまだ分野の傾向分析とパターン化が自分の中で追いついていない感じです。
二つ目の理由は「この世に存在しないものを書くのが苦手」ということですね。
お気づきか分かりませんが、この天野、ほぼ全作品がごく普通の現代日本です(笑)。「温度を極めて正確に調節できる装置」や「一ヶ月後まで予測可能な天気予報」などを出したことはありますが、これらは存在するものの延長なので大した特殊設定ではありません。
で、今書いてる『密室大戦』第2編。なんで半年も更新が進まないんだという話ですが、どうやら特殊設定が苦手すぎるようです(汗)。
生きたスライムが登場するわけですが、どこまで設定を詰めればいいのか分からない。耳がないとしたら聴覚はどこから得ているのかとか、全身打撲で死亡したとして死因は内臓破裂なのかとか。そんなどうでもいいことばかり気になって全く原稿が進まない……。
第3編では透明人間を出そうと思っていますが、それとてどうなっているのかと。
大気と屈折率が等しい物質で身体が構成されているのだとすれば、原理的には可能です。
でも例えば「目は見えるのか」と。個人的な見解ですが、瞳孔によるピンホールがないと網膜に像を結ばないので、透明人間って原理的に盲目になる気がするんですね。その辺をどう詰めるかとかめっちゃめんどくさいです。
ホラーに話を戻しますが、こんな感じで怪異とか亡霊とかの存在について理論立てて説明したくなってしまうんですね。だから怖くできないんだと思います。これが二つ目の理由ですね。
なんかどうでもいい話をツラツラと書いてしまいましたね。まぁそういうわけなので、「10コンテスト」に参加するかは鋭意検討中です。ホラーを書ける(「怖い」を文字で表現できる)方は本当に凄いな~と実感する日々です。
あと最後にもっとどうでもいいことを一つ。
U-24杯で頂いた賞金5000円は「吉野家の冷凍牛丼10食」に使わせていただきました。
今「金欠大学生で草」と思った方。大正解です。