• 歴史・時代・伝奇
  • エッセイ・ノンフィクション

日米交渉

 赤沢経済再生担当大臣が米国との交渉に出向いて、色々と言われている。成功だとか、「自分を格下も格下」と卑下するのは駄目だとか、(まあ、あれは聞いたときに必ず文句が出てくると確信したが、本人は意外と上手くいって安心して調子にのって口を滑らしたのだろう)言われているが、成功も失敗もまだ何の結果も出ていないのだから評価のしようも無い。少なくとも大失敗ではなかった、くらいしか言いようが無い。まあ、そんなことより、自分の派遣団をどうのこうのする前にやることがあるだろう。
 代表団が飛行機に乗っている途中に、大統領が「自分も出席」などと外交儀礼の基礎の基礎をぶち壊すような失礼を働くことを誰も批判しないのはなぜ?世の中にはプロトコルというものがなくなってしまったのだろうか?
 僕自身も商売やM&Aで何度も交渉してきたが、交渉に当たっては、事前に出席者のレベルや人数合わせなど、会社間であってもそれなりのプロトコルというものを注意して行ってきた物である。国と国の交渉では更にそうした決まり事というのがあって、どこぞの未開民族ではあるまいし、突然「酋長が出席します」などという無礼を許してよいものなのでしょうか?
 と僕は思うのですが、外務省の見解はどうなのだろう。酋長の格下の格下、となるとなかなか・・・ですね。
 

コメント

コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する