「終」を含む小説

10歳の時に恋した彼を十年間想い続けている莉世。 初恋だったその恋は彼に出逢った瞬間に実らないと知った。 だって恋した彼は姉の恋人だったから。 大好きな姉が彼と幸せになるためなら…

わたしはいつも、中途半端だった。 嫌なことが重なり、わたしは既になかなか戻れない場所に居た。 けれど、終わるには1パーセントの痛みが足りなかった。

若くして将軍となり、〈黒狼将〉と称えられた男・アベル。 その力と名声を恐れた何者かによって、彼の身体は呪いによって幼子の姿へと変えられた。 成す術もないまま、彼を待っていたのは…

奇跡の能力を得て男が望む世界は愛か金か権力か？死を決した旅の先に待ち受けたものは思わぬ遭遇であった。一転して無限とも言える可能性を手にした男が選ぶ道は愛か金かけんりょくかか？それ…

「原初世界」より来たりし三柱の界主たちは、「時流の楽章」という物語の舞台となる「ユリセイ」を築き上げた。 「時流の楽章」の物語が紡がれる中、原初世界では今なお数多の物語が時の流れ…

ラリエットの父は母の死後、喪が明けるとすぐに愛人とその間にできた娘を家に迎え入れた。迎え入れたその日、ラリエットは異母妹に階段から突き落とされ、その衝撃から前世を思い出した。そし…

『オギャアと産まれて八十八年、終を迎えた我が人生。 　方々迷惑かけながら、進み極めし任侠道。逝き着く先は地獄のみ。 　覚悟の上での黄泉の旅。地獄を脇に追いやって、眼前広がる見知ら…

※なろうの方で投稿している小説をこちらでも掲載しようと思っていたのですが、ルビの規格書き替えなど転載作業が必要なため現在投稿を停止しています。 元の小説は『アナザーワールド』-…

猫2匹と一緒に一人暮らしをしている主人公、一ノ瀬柚。ある日、柚は沢山の不運に見舞われて終いには熱まで出てしまった。なんとか一日が終わり、フラフラと家へ帰ると何やら一人暮らしの家か…

前世の記憶を持って生まれてきたシンヤ。 この世界で「賢者」と呼ばれる人は、前世の記憶持ちが多いとされる。しかしシンヤの記憶は断片的なものが多く、あまり役に立たない。ただ一つ、人の…

「私が死ぬところ、見届けてほしいな」 『酸素が青く見える』奇病に侵された少女・リエルは、”本物の青を見る”ため、世界中から酸素を奪う大彗星の到来を心待ちにしていた。 2061年…

エセル・エヴァット男爵令嬢は、二つの意味で名が知られている。 ひとつめは、金遣いの荒い実家から追い出された可哀想な令嬢として。ふたつめは、何でも綺麗にしてしまう凄腕メイドとして。…

【第2回ルビーファンタジーBL小説大賞用あらすじ】 ※ネタバレあり 商業都市シナノワの遺物横丁で、 古魔道具屋『レリックハート』を営むエイデン・レリックハート。 彼は物静かで穏…

下北沢で終電を逃した大学生の男女。それとなく話をする中で共通点があることが分かり、一気に親近感を深める。 瑞々しい恋愛の幕開けかと思いきや……。 小説講座の最終課題に提出した作…

「魔王？僕はそんなものに興味はないよ」 裏切られ、殺され、異世界に転生した元殺し屋・霧間終。 生まれ変わった世界は剣と魔法が支配する中世のような場所。 表立って戦う気も、まして…

ハタチの誕生日。真夜中ネオンの歌舞伎町。全財産10万円。もうすぐ終わるはずの人生。目的地はビルのてっぺん。

140年前の明治時代からこの山の生家で生きる八十八紡久(やそはちつむぐ)は、もうすぐ「この土地」になる時をただ待ちそこに暮らしている。そんな最中、森で怪我をした青年の信大(しんだ…

何故自分が生まれたのかその理由すら分からず、それでも理由が欲しくて何者かになりたくて、写した力は【時戻りの祝福】。しかし力は自分の力に比例するもの。せいぜい1日1回、自分の身体を…