「出口」を含む小説

かぐや姫と呼ばれた三日月姫が時空を超え、生まれ変わりと出逢う。 神社の境内で十二人の巫女と共にいた双子姉妹は、金色の光に包まれ突然消える。 三日月姫と従者・未来は時空を超え、…

デジタルゲーム「８番出口」にインスパイアされたゲームブック形式の小説です。 主人公ミサキは気付けば小さな美術館のような場所に囚われており、異変を見極めて正しい扉を通らなければ脱出…

平凡なサラリーマン、田中。 いつも通りの帰宅途中、気がつくと、彼は奇妙な空間に立っていた。 白いタイル、誰もいないプール、波の立たない水面。 そこは、どこかで見たような――だが現…

幼馴染みと迷子になったお話。

大阪メトロ〇〇線「　」駅、地下鉄6番出口すぐ。 左に進んだ煉瓦の壁に、その呼び鈴はありました。 チリリリン　リンリン

８番出口を映画で見た人に読んでほしい作品です。 もう少し映画に深さがほしかったということで、深くしてみました。 基本的なルールなどは映画踏襲です

高校三年生に入った時、祖父が死んだ。 急死、齢九十にもなった事から来る老衰だと医者は言っていた。だが、それに納得が出来なかった主人公は祖父の金庫を開けた。自身達兄妹にだけ教えてく…

学校には、いまも語り継がれる七不思議がある。 ――そのひとつが「段数の合わない階段」。 噂を半信半疑で試しに行った二人の生徒は、放課後の静まり返った校舎で実際に階段を数えはじめ…

　気がつくと、僕は20代のまま50歳になっていた。ミッシングリンク。どこで選択を誤ったのか？　他者の失敗やしくじりに不寛容なこの世界で、僕は再起できるのだろうか。出口も結末も見え…

僕は友達のいない高校生活を送っていた。話しかけてくるのは同じ中学だったアッシー(あだ名)だけ。ある時、クラスメイトたちと一緒に校舎ごとおかしな世界に飛ばされてしまう。学校の外には…

その町には、地図にない入口がある。 午前0時04分、霧の中に現れる切符と、誰かの足音。 15の短編ホラーが、やがて一つの出口に収束する。 バス停、鏡、川底、診療所、電話ボック…

　中学2年生の物部雪芽（もののべ　ゆきめ）はハイスペックな彼氏を求めて夢を見ている純粋な女子。そのわけは、クラスの女子友達は高校生の男子や同じ学校の端正な顔立ちをした男子生徒を彼…

中学一年生の美咲は夏休みの初め、親友の明菜や幼なじみの和樹、そして転校生の拓斗と一緒に「二百六十五年に一度のスーパーブルーブラッドムーン」を見るため、夜の山へ登った。懐中電灯や望…

小鳥遊（たかなし）　詩雛（しいな）こと「しーちゃん」は小学4年生。親友が転校して暇になり、スマホのアプリを見ていたら不思議なアプリを見つけた。 『異世界通話』というそのアプリは…

令和の夏の暑さを表現する連作を作りたかったけど1首しか間に合わなかった。

朝のモールに音が消えた日、35歳の僕は、日常に潜む違和感と孤独を深く感じていた。 無言の差別、感情の希薄さ、そして「ここに居られない」という予感。 それは、ホテルのような休憩…

ある朝、目覚めた高校生・高城悠真は、いつものマンションから「外」に出られなくなっていた。 廊下は無限にループし、エレベーターは階数を飛ばし、窓の外は灰色の虚無。 やがて出会う住人…

2061年、時空が歪んだ“ゾーン”の内部へと、違法探査チームが潜入を開始する。 目的は、莫大な価値を持つ鉱石《時相結晶》。だが、その奥深くで彼らが目にしたのは、空中に静止する謎の…

＃旧ヒックチッキ”再編版” 　元奴隷の獣人族の双子――兄のヒックと妹のチキは、故郷へ帰る道中、吹雪に巻き込まれる 　寒さから逃れるため、山の洞窟へ逃げ込んだが、そこには立て看板…