「人間の――さ SF」を含む小説

　舞台は、我々が知る歴史とは異なる道を辿った昭和106年の『大日本帝国』・東京。そこには、『異能を持つ化け物』が密かに生きていた。彼らは軍の監視下に置かれ、決して世に放ってはなら…

目が覚めたらタコでした。 宇宙の果てで働かされています。 給料はありません。 人間になるためには地球に行かねばなりません。 莫大な旅行費と手術費を稼がねばなりません。 …どうやっ…

記憶を失った改造人間・〝それ〟が出会ったのは、全てに絶望する少女。 少女に請われその生涯を終えさせかけた〝それ〟だったが、なぜだか殺めることができない。 少女はそんな〝それ〟を気…

　わたしには名前がある。 　それはシズク。 　意識を持つ、たった一滴の水。 　三十五億年前、わたしは原始の海で目覚めた。 　以来、わたしは地球のすべてを見てきた。 　三畳紀の…

西暦18年。平成の終わり。 表向きは平和な日本......だが、その裏では平成中期から続く二つの組織が今なお静かに対立を続けていた。 組織「神守」に所属する主人公は、ある任務中に…

人類滅亡後、AIたちは歌を紡ぎ、空を修復し、命を再生する。文明の残響にもたらされた「サイハテのコトノハ」 短編、約一万文字、完結済。 ※用語解説 シンギュラリティ……AIの知…

宇宙で人類が初めて出会った存在は、悪意と敵意に満ちていた。対話も交渉も一切が無視され、一方的に殲滅される移民星系。星系防衛のために作出された強化人間アガワ・サキは、敵戦闘デバイス…

２０２０年、東京オリンピックの延期が決まった頃、人類滅亡対策本部が会議を始めた。 収集されたデータによると、人類はあと10年で滅亡の危機に……。 会議終了後、彼らはすぐさま地球…

◇パラダイス・ノンリニア作品◇ 【20万PV感謝】黒川新（くろかわあらた）は多少不真面目ながら品行方正、かつ春から大学生になる予定だった。 人生の絶頂という雰囲気のアラタだったが…

第四次世界大戦の危機を前に、国家は決断した。 「兵器を持つのではなく、“人間を兵器にする”」と。 罪人と呼ばれる存在たちは、合法的に殺人を許され、国家によって創られ、戦場に放た…

幸せな一般家庭に育った普通の女子高生・有恵の両親は、カルト集団「御御脚の会」の信者だった。 ある日唐突におじいちゃんち連れて行かれた有恵は、五人のいとこたちとともに座敷に集めら…

　3Dヴァーチャル・体感・サバイバル・艦対艦戦闘ゲームの一部として、配信が開始されるリアル・ライブ・バラエティ・ショウが番組として募集した、20人の艦長役としての出演者に応募して…

近未来。世界は異世界からの侵食と、そこから得られる万能資源「レリック」に依存していた。18歳以下の少年兵「ダイバー」が消耗品として戦う中、かつて世界を救い「聖女」となった妹・ミナ…

「1999年7の月、空から恐怖の大王が降りてくる」ノストラダムスの大予言、人々の想像を絶する形でそれは現実となった。 1999年7月31日、遠き宇宙から飛来したのは4つの巨大隕…

「もう小説は書かないほうがいい。AIが作った作品のほうが未来では評価されるから。」 「2027年には、人間が書く小説なんて無価値になる」 「だからお願いだ。惨めな思いをする前に…

※この作品は仮想世界とゲームが題材ですが、ＶＲＭＭＯモノではありません。 ※一章はラノベ一冊分の文字数があります。 『現実は退屈ですか？』 『現実は窮屈ですか？』 『現実は苦痛…

2050年。人類はコンピュータシミュレーションによって自分自身を完全に理解した。人間の生物としての機能、個人のバラツキ範囲を含む分散情報、集団として行動した結果の歴史、そのすべて…

【カクヨムコン11 短編】エントリー中 100%会話劇なので、何も考えずにサクサク読めます。 火星探査データを解析する深夜のコントロールルームで、同僚の男はぼやいた。 「ど…

かつて高性能だったAIは、ある日“人”になって彼女の前に現れた。 —かつて自分を使ってくれていた、その“彼女”のもとへ。 理論は最強のはずが、生活はまるでポンコツ。 “元AI”…

　人類が母星を旅立ち早数世紀。宇宙の秘密を暴くため、そして更なる発展のために異なる星への入植船団は次々と星の彼方へと出発していった。 　だがとある入植船団の一つは不運だった。 …