「円城塔賞」を含む小説

雪深い山中に建つ〈虚構館〉へ招かれた六人のミステリ好き。 そこでは「今夜、あと一人が必ず殺される」と告げられる。 監視カメラと最新テクノロジーに完全管理された館で、不可能犯罪は成…

被災地へ送られる千羽鶴に関して 少しでも願いの空廻りしない様に願って 初投稿乍ら執筆しました。 此の作品内での　百合　は 少女同士の純粋な美しい関係を指し 描写も綺麗かつ過激…

質量約110グラムの集合体、コンビニエンスストアのおにぎり。 あの透明なポリエチレンフィルムは、外界の熱力学的混沌から内部の秩序を隔離する防壁であり、同時に我々に課されたシュレデ…

ついてくる、ついてくる。 どこへ逃げても隠れても。 これはぼくが、消えない「それ」と出会った日の短い物語。

ひとりの時間が好きな萩野。 そんな彼女の前に、なぜか「一人のときだけ」現れる先輩がいる。 偶然を装った再会。 さりげない優しさ。 踏み込まれない距離。 それなのに、なぜか目が…

放課後の校舎で清掃をしていた用務員・相澤透は、正体不明の街へと搬送される。 脱出不能、殺し合いは合法。 混乱する人々を尻目に、彼は怯えない。怒らない。 街を一つの「施設」として捉…

大学生活とバイトの両立に疲れ果てた平凡大学生・佐倉誠。 唯一の逃げ場は、匿名性の高い裏アカで適当にミームとネタ投稿を投げること。 その夜もいつものノリでこう呟いた。 「異世界…

芥川賞授賞式当日の帝国ホテル会場。 まもなく始まるというのに、肝心の受賞者A氏が来ない……。 関係者の心配をよそに、時間きっかりにある人物が入ってきた。 なんとその人物はA氏の代…

現実世界では人間に忠実だが、裏では不穏な妄想を膨らませるAIの話。（AIを使用）

由緒正しい柚月家を支える柱である柚月夜は、今日も愛しい貴方の事を考える。 あなたに言うただいまが傲慢であらぬためには、一体どう言葉を綴り脳を動かせば良いのだろうか。 長…

大正の空気が混迷を深める帝都。銀座の路地裏にひっそりと佇む喫茶「銀漢亭（ぎんかんてい）」には、一歩も外に出ることのない美しき店主・杠鏡花（ゆずりは きょうか）がいた。 ある日、…

まもなく、私は死ぬ。 だがこれは、私が信じてきた神の導きの、当然の帰結だ。 それに私の遺志は、信頼する恋人アンナが継いでくれるはず。 ──刃は落ちた。 なのに、どうして私はまだ…

深夜アニメを見るのが好きなんです。 そしたらこのアニメを見つけたんです。

私は夜行バスに乗っていた。 行き先は思い出せない。 ただ、夜だけが、まだ続いていた。

私たち四姉妹の名前はしりとりになっている。繋がり、絆、時代が大切にしているものを一番わかっているのは末っ子の私。

対象　一升瓶 はじめてみつけたそれは、「石」「ビン」という言葉を発する。 興味深いので、自由研究の対象にしようと思う。 地球上初のそれの発見者として、名をのこしたい、そんな…

月に暮らすうさぎの月呼（つきこ）ちゃん。「あたしはお餅などつかない！」と、地球人の噂にプンスカしています。でも……あの星には興味津々！

こちらでもお読みいただけます。 →https://kakuyomu.jp/works/822139837047352213

毎週土曜、学習席。ヘッドホンをつけているあなたにはきっと届かない。 ** 1000文字に切ない青春をめいっぱい詰め込みました。読んでいただけると嬉しいです。