「1分で読める！」を含む小説

「ちは～！」と、二個上の従兄の照也は、今日も我が家にやってきた。 最近よく来るんだよな、あいつ。 てっきり、俺が同じ中学に入ったから親しくしてくれるんだと思ってたけど……！？ …

鐘の音に囚われた僕の前に現れた真っ黒なあいつ。 何も語らず、じっと僕を見つめる。 果たしてあいつの正体とはーー。 一人の少年の、モラトリアム期の微妙な感情の揺れを描く、短編物語。

#1分で読める創作小説2025……って、こういうのでいいのかしら？ 1話が1,000文字に満たない掌編集です。 TikTok？ ハロウィーンの親戚か何かでしょうか？

気になる人がスマホに夢中です。でも、あなたはそれがイヤではないらしい。

お昼の休憩時間。女子トイレから出て来たアイツのあとを少し離れてから追いかける。 ※無断転載禁止

卒業式が終わり校庭に出ると、端っこにあいつがいた。久しぶりに会ったあいつは、相変わらずの素っ気ない態度で、でもそれが懐かしかった。

　流行の香水に、ヘアスタイル、アクセサリー、服。 　似たアイテムを身につけた人とすれ違っては、元カノとの記憶が蘇る主人公。 　幸せな記憶に導かれるまま、思い出の場所へ向かうと……？

旅行好きの若者が、古き良き日本の風景が残る因習村を訪れる。村人たちは彼を生贄にしようと企むが、若者の無意識な行動が予期せぬドタバタ劇を引き起こしてしまう。生贄を巡るホラーサスペン…

お宝を探して大海原を駆け巡る海賊たちの物語――と、しれっと紹介します。

「1分で読める創作小説2025」応募作品です。 アルジャーノンと名乗る謎の美少年、その正体は……。

詩です。 よろしくお願いします！ あ、暗いです。

あの日、台風と共に僕たちの夢は潰えたはずだった。伝説として語り継がれる『第10回軌道エレベーターコンテスト』。台風直撃により中止という、史上最悪の結末を迎えた祭典から10年。佐伯…

口から零れ落ちる赤い粒が、あなたを甘く濡らす── 数えきれない夜を重ね、私はあなたを求める。 胸のガーネットがあなたの肌を裂く瞬間まで、 ※1月の誕生石ガーネット…

俺には昔から“見えてはいけないもの”が見える―― 電柱の影から覗く顔、廃屋の窓辺に立つ影。 怖いけど、もう慣れた。慣れてしまった……はずだった。 そんな俺の前に現れたのは、 「…

電車の最後尾から外の景色をながめるお話です。

放課後の閑散とした教室で、みぃちゃんは唐突に言った。 「私たち、前世でも友達だったんだよ」 ㅤみぃちゃんの話によると、前世の私たちはヨーロッパの貴族でよくお茶会をしていたらしい…