また鬼火をみられるだろうか

おばあちゃんの家には親戚たちが集まる。そこである時主人公は鬼火を見た。
祖母は怖くないという。いつか祖母もあそこにいるだろう。そしたら怖いかとの問いに、主人公は怖くないと思う。

本作はおばあちゃんと主人公だけでなく、一族をも巻き込んだ優しい物語だ。

「大丈夫。どんなことでも、なんとかなる」

そう言ってくれる祖母に主人公は救われたことだろう。祖母は太陽のようにみんなを照らしていた。

痴呆が進んでも祖母の優しさは変わらなかった。確かに寄り添う主人公と祖母の絆を感じた。

読後感はとても温かく、じんわりとした優しさが残る。

主人公は鬼火を見られたのだろうか。そこに優しい祖母を感じることができただろうか。

とても素敵な余韻の残るお話でした。

ぜひ!オススメです!

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