カンニングですか、懐かしいですね。
私は英語の単語が壊滅的に覚えられなかったこともあって、やったことあるんですよね、カンニング。
ただ、カンニングペーパーなんて足がつくモノなんか使いませんでしたよ。
爪に書いてました。
主人公君、ツメが甘いねえ……初手から選択肢を間違えてるよ。
あ、ちなみにそれでも成績はボロカスでした。
英語の最小単位である英単語がカスなのに他ができるわけがないだろう!
そんな甘ちゃんレベルのカンニング技術で臨んだテストですが、ここにきて阿吽の仁王像の如き羅生門教頭が現れさあ大変。
おまけに消しゴム紛失という泣きっ面に蜂と百足とタランチュラが徒党を組んできたかのような仕打ち。
跳ね上がる心拍、平常心など秒で消失、ただひたすらにパニックパニック!
こうなるともう止まりません。
羅生門のババアがカツラ作りのために髪の毛を抜いていくが如く、冷静さが頭から抜け落ちていきます。
焦りがミスを呼び、ミスがまた更なる焦りとミスを呼び……ドミノ倒しのようにミスは連鎖していきます。
霧散した平常心の果てに、彼が辿り着いたテストの境地やいかに。
是非ともテストの思い出とともに本作をお楽しみください。
誤算。
計算を間違えることや、予想・推測が外れることを指す。単なる計算ミスだけでなく、計画や見込みが実際と異なる場合にも使われる言葉だ。
二学期の期末試験の時に主人公を襲ったのはまさに誤算だった。
主人公の策は本丸への正攻法ではなく、搦手から二の丸を囲う先方だった。
つまり、カンニングに賭けていたのだ。
……まあ、その時点でどうなんだと、真面目な僕は思わなくもないわけだが、
しかしここで誤算。
カンニングに対してザルな担任の先生が立っているべき場所に、
カンニング絶対殺スマンのハートマン軍曹が搦手にて立っていたのである。
もはや攻め手を欠き退路もたたれた。本丸からの突撃。これしか道は残されていない。
いいやそんなことしたら、昨晩の努力(カンニングの)はどうなる!
ラスト一行の攻撃力が冴え渡ります。
是非、ご一読を
。
僕はテスト開始ぎりぎりに教室に来た。
なんとそこには担任ではなく、羅生門教頭が。なんということだろう。今回のテストは徹夜でカンニングペーパーを作って、カンニングありきの前提だったのだ。果たして鬼の羅生門教頭を出し抜くことはできるのか――!?
僕のリアクションがいちいち面白く、また共感を覚えます。
消しゴムを忘れて、1を3に直すところとか共感の嵐でした…!
コメディ全振りなので、声に出して笑ってしまう。僕のやることなすこと、いちいち愛おしい!
無事カンニングできたかは、どうぞご自身でお確かめ下さい。
私は最後に吹き出しました。
とても面白いです!
ご一読下さい…!ぜひ!