お祖母ちゃんの言葉の温もりや人柄がふわっと残る優しい物語
- ★★★ Excellent!!!
最初、「鬼火を待つ」というタイトルからちょっと怖い印象も持ちましたが、全く予想外の幸まる様らしいじんわりあったかなお話でした。
「“絶対こうじゃないといかん”なんてことは、生きててそうそうお目にかからんよ」
世の中には、正しさや形に縛られてしまう瞬間がどうしてもある。
主人公もきっと、
「こうしなきゃいけない」
「間違えたらどうしよう」
そんな不安に胸を締めつけられることがあったのでしょう。
そんなときに思い出すお祖母ちゃんの声。
その言葉は、主人公の中の固くなった心をそっとほぐし、“別の道を選んでもいいんだよ”と優しく背中を撫でてくれるよう。
そして、最後にふっと添えられる
「なんとかなる」
という一言。
これは、根拠のない楽観ではなく、長い人生を生きてきた人だけが持つ、静かな確信のような温かさ。
主人公の中で今もその声やお祖母ちゃんの温かさや大らかさが心の中に響き続けているようでとても優しい余韻が残るじんわり温かさを感じる素敵なお話しです。
是非ご覧ください。
オススメです!