悪夢みたいに、卵、卵、卵がくる。この卵を女性へ結びつく描写が、ゾッときます。彼は一体なにを見ていたのだろう、現実か、妄想か、はたまた未来か。ホラーは苦手なはずだが、一気に読まされてしまいました。
ろくさんの書かれる作品の臨場感や質感がとても好きなのです。その質感が十全に活かされているよくできたホラーでした…。ビデオテープに段々とノイズが混ざっていくような嫌悪感と理不尽感。割られ続ける卵と世界に終わりはあるのでしょうか…。本能的な恐怖をざらりとやられたい方にお勧めします。
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