そうだよねえ……なんでお寿司のごはん、『こんな名前』にしちゃったの?

 「ブラーーーーーーーーック!!!!!」と読み終えた時に叫びたくなります。

 婚約破棄モノ。濡れ衣を着せられて黒幕のせいで追放されてしまう令嬢。
 そんな彼女がある時に迷い込んで「寿司屋アベンジャーズ」という何やらきわどい名前のお店。

 その店で出てきたものとは一体……?

 お寿司屋さんに出てくる言葉。たしかに、突き詰めると何やら物騒なものがいくつもあるなあ、と改めて思わされました。

 あの「お寿司にかかわるごはんの名称」って、たしかに「アレ」だもんねえ、と。
 どうして食べ物として美味しくいただくものなのに、そんな食欲をなくす連想にしちゃったの、と文化史的なものを紐解きたくもなります。

 そんな「BLACK」なインパクトに満ちた作品。サクっと読めてザワっと来る、とってもとっても黒きお話です!

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